FabFoundryアクセラレーターをニューヨークで始める理由

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前回のエントリー(FabCafeを核に起業の促進と成長機会を提供するFabFoundry)から間があいてしまいましたが、今回はなぜ日本人である私が始めるシード・アクセラレーター(FabFoundry)にとってニューヨークという場所が適しているのか、そしてFabFoundryがどのように日本とニューヨークの架け橋になろうとしているのかをご説明します。

FabFoundryは、次のようなコンセプトを実現するためにスタートしました。


  • デジタル技術を活用したモノづくり(「デジタル・ファブリケーション」)にフォーカスする

  • モノづくりへの興味・関心を持つデザイナーや起業家たちが「ヒト・モノ・カネ」にアクセスできる「場」を提供する

  • ウェブに続く、次世代の産業とライフスタイルを主導する

3Dプリンタを代表とするデジタル・ファブリケーションが、今後のモノづくりを根底から変えてしまう可能性を秘めていることは前の記事でご説明しています。ここで必ず聞かれるのが「どうしてニューヨーク? なぜシリコンバレーではないの?」ということです。

NY Startup Logos.jpg
(これらのロゴはニューヨークに本社を置く著名なスタートアップ企業の一部)

FabCafeを核に起業の促進と成長機会を提供するFabFoundry

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米ニューヨークで立ち上げるシード・アクセラレーター「FabFoundry」からの続きです

FabCafeは2012年春に東京・渋谷で営業を開始した、レーザーカッターや3Dプリンターが設置してあるカフェ。モノづくりの楽しさを、最新の技術である「Digital Fabrication (デジタル製作。いわゆるデジタル技術を利用したモノづくり)」を通して広めていくことを目的とした「クリエーターのコミュニティ」といった方がよいかもしれません。

世界中で広がっている「ものつくり革命」のムーブメント、"FAB"

オープンで、居心地の良い空間で生まれるクリエイティブコラボレーションは、次世代のものづくりを変えていくと信じています。

私はFabCafeのコンセプトが、1990年代半ばに出てきた初期の「インターネット・カフェ」と重なりました。インターネット・カフェとその後に起こったネット・ブーム、そしてインターネット・ビジネスの起業を促進する「インキュベーター」という流れが、今度は3Dプリンターを代表とする「デジタル製造技術」と「IoT(モノのインターネット)」で起きるのではないかというのが、そのときの仮説です。

Startup Ecosystem at FabFoundry

FabFoundry設立と、ニューヨークでの仕事の関係について

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先日、「FabFoundry社を設立」というお知らせをしたところ、一方で「シックス・アパート取締役退任」や「Infocom America取締役就任」などの情報もあったために、それぞれの関係が分かりにくいとの指摘を受けました。ですので、まずは現在の状況を簡単にご説明します。

Infocom America社の主な業務は、米国内におけるインフォコム社の事業投資先の選定と出資の実施です。私のInfocom Americaでの役割は、ニューヨークを中心とする米国東海岸地域のスタートアップ企業を、この業務の対象に加えることになります。というのもInfocom America社はカリフォルニア州サンマテオを拠点を持ち、ベンチャーキャピタルの米Fenox Venture Capitalと連携しながらシリコンバレーのスタートアップ企業を対象にすでに事業投資業務を実施しているからです。

一方、FabFoundry社は、ニューヨークでハードウェア企業のアクセラレーター事業と、そのベースとなるFabCafe NYCの営業を始めるべく、すでに米国人社員3人が働いています。

FabFoundry Members at Impact Hub NYC
写真右の女性が共同創業者のKristen Smith、写真左の男性がデザイン・ファブリケーション担当ディレクターのBrian Leeです(真ん中が私です)。

米ニューヨークで立ち上げるシード・アクセラレーター「FabFoundry」

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新会社「FabFoundry Inc」を米ニューヨークで始めました。FabFoundryではデジタル技術を活用したモノづくり(Digital Fabrication)をするスタートアップ企業を育てるシード・アクセラレーター事業と、気軽にモノづくりを始められるアイディアを育てられるモノづくりコミュニティ「FabCafe」を組み合わせた、新しいタイプの「インキュベーター+アクセラレーター」の事業を立ち上げる予定です。

現在は自己資金と一部のエンジェル投資という最低限の運転資金で経営しています。ただ今秋のFabCafe NYCの開店と、今冬のFabFoundryアクセラレーター・プログラムの開講に向けて、本格的な資金調達(シード資金)を始めるフェーズに入っています。10年前のSix Apartでは、資金調達に長けた経営メンバーが矢継ぎ早に資金調達やM&A(合併・買収)をまとめてくれたので、私は必要に応じて頼まれた資料を出すだけでしたが、今回は自分が主導しなければならず、本当に苦労しています。でも、それも含めて経験ですので、せっかく与えられたニューヨークでの資金調達の機会をやりきれればと思っております。