March 11, 2004

成功事例の後

以前訪問した際に、場創りに成功している外資系だと関心した企業を再度訪問した。その変化にびっくりした。ワークプレイスインテリアは以前と同じ、快適なデザインだった。でも何故か前回訪問した時に感じた暖かさがなかった。理由は分かった。キーポジションにいた部長が移転し、後任の部長はワークプレイスに関して興味が無く、フリーアドレス制だったエリアも、部長みずから固定化してしまい、今では全部員が固定した席にしか座らなくなったという。また、新しい部長の人間関係スキルはあまり高くなく、自分のやりかたでしか仕事を進めさせないという。社員の顔に以前見たスマイルは無かった。

一人のキーメンバーの入れ替わりで、ワークプレイスがあっという間に変わってしまった。同じインテリア。同じレイアウト。活気のあった社員達が、変わってしまった。よくクライアント候補から、3年先、5年先、10年先を考慮したワークプレイス創りの相談を受ける。成功事例だったのに、今回訪問した企業のように、形としての場創りがものの1年で意味がなくなってしまうケースは多い。

ワークプレイス環境を考慮する際に、役員が入れ替わっても続く環境運営ソフトのシステムも同時に作ることが成功を維持するにあたり絶対必要だ。

February 18, 2004

ショールーム創り

最近、ワーキング・ショールーム創りのアドバイスを良く求められる。私達のワーキング・ショールームツアーがたいそう面白いらしい。結局は、自分たちで使っていて、どの商品のどこが個人的に好きで、どういうふうに使うのが良いか、何が上手くいって、何がだめか誰でもわかるように話せるからだ。私の友人の洞察さんが以前言った。ショールーム創りのコンサルティングを始めれば良いのに、と。どうすればそんなプロジェクトを掘り起こせるだろうか?

February 16, 2004

居室のど真ん中にあるコミュニケーションスペース

ここ数年間居室のど真ん中にコミュニケーションスペースを作るというのが流行っていた。コンセプトとしては、田の字型、又は色々な形をした島が沢山ある居室の真ん中にやぐらのような柱システムを設置し、その中に打ち合わせテーブルや、ソファを置いて議論をすることによって、コミュニケーションを促進させ、情報が自然と知れ渡るようにする、というもの。

この試みは、ほとんど失敗している。なぜか。
1.コンセプトはわかるけど、そこを機能させるためのツールが揃っていない。
2.コンセプトは良いけれど、そこを使う人たち・部署の文化がそんな場所で活発に議論できるものではない。
3.そのコンセプトに惹かれて導入した際の部署責任者が変わり、新しい責任者はそんなコンセプトで居室のスペースの無駄使いをするよりも(どうせそんなに活発に使われてはいないのだし・・・)、人を沢山入れたほうが活気があると主張する。
4.そのスペースで活発に議論があったとしても、うるさくて周りの固定席の人たちの迷惑になる。
5.そもそもコンセプトの内容が漠然としている。

ごく少数の上手くいっているコミュニケーションスペースはなぜか。
1.総合的な場創りを、街づくりとたとえる。ヨーロッパの町の中央広場や、日本駅前の広場は四六時中イベントが開催されているわけではない。ただ、その広場がなければ、イベントの際はどこで行うのか?できなくなる。そしてイベントで人が集まることができなくなると、街としての活気が無くなってしまう。
2.ソフト企画の部分を分かりやすくする。個人席が近くにある居室のど真ん中をコミュニケーションエリアにする場合、皆が集まるきっかけのために、週に何回か決まった時間内でお茶やお菓子を用意する。朝礼はかならずそこで行う。週に1,2回そこで30分最新情報を放映する等。
3.分かりやすい説明を書面で残し、かなり上の人間にコンセプトを売り込んでおき、承認をもらっておく。
4.居室のど真ん中でなく、ちょっとはじの方に設置する。

February 08, 2004

場創りの前に

以前働いていた会社で、ヘッドハンターを通じて雇われてきた方が私の上司となったことがあった。履歴書は素晴らしい内容だったし、インタビューでも、準備の時点のコミュニケーションでも優秀そうな方だった。でもその方は、一度入社すると、大切な事は自分で何も決めない、人の仕事の内容を考えない、会社のビジネスの流れを総合的に理解していない人だという事が、ものの数週間で判明した。運良く私は妊娠していて、その時点での耐えがたい状況からとにかく離れるために、早めに産休に入った。その方は、私が産休の間に会社を去っていった。

先日ビジネスで長年お付き合いさせて頂いている方とお話をしていた所、その方の名前が出た。なんと、私がよく知っている有名な企業に次期社長候補として入社されたそうだ。今回もヘッドハンターを通して。

企業は人だ。どのビジネス書を読んでも、どのサクセス・ストーリーを聞いても、どの長年地道にやってきた企業の社長と話しても、結局企業は人だという結論に達成する。それなのに、何故未だに多くの企業がヘッドハンターを通じてキーポジションにつく人をいともカジュアルに決めているのか。私の体験は、特に外資系では日常茶飯事らしい。

不思議だ。本当に不思議だ。

January 30, 2004

スチールケース新装パーティ

昨晩スチールケース・ライブオフィスにて新装パーティが開催されました。いつものお客様のほかに、個人的にBlogで知り合った場創りに興味を持たれている方たちも数人お招きしたところ、快く来て下さいました。私はホスト側だったということもあり、挨拶をして、相性のよさそうな人達を紹介したりするだけで、ほとんど会話に参加できませんでしたが、今度は別の場をセッティングして、Bloggerの皆さんとまたお会いしたいと思っています。

SANY0080.bmp SANY0039.bmp SANY0022.bmp SANY0032.bmp SANY0033.bmp SANY0060.bmp SANY0036.bmp SANY0067.bmp

January 21, 2004

ワークプレイス創りの条件

2004年1月10日のエントリーで、場創りに関するリーダーシップの必然性について書いた。今夜場創りに関わった経験のある方たちと話をしていた時、FM(ファシリティーマネジメント)の学部について教えて頂いた。日本の大学は、FMは建築学部になる。アメリカでは学校によって違うが、コーネル大学では家庭学部の一部だそうだ。そこから、日本でのFM推進の話に展開した。日本ではFMは家具屋主体のNOPA(ニューオフィス推進会)とゼネコン主体のJFMA(日本ファシリティマネジメント協会)でここ10数年進められている。一般的なイメージとして、NOPAは家具を売る観点からFMを考え、JFMAは建物を売る観点からFMを考えているというのがある。どのような観点から考えられていようと、ようするに効果的な場ができていれば良いと思う。問題は、そのような話はこの凄まじい量のワークプレイス創りの中であまりにも例が少ないということだ。

家具屋、ゼネコンが悪いのかもしれない。その前に、経営的観点から、場創りに変な期待がされているのもあると思う。(その期待を持たせたのもFMの売り込みからきたのかもしれないが。)

人の役にたち、喜ばれるサービス、商品を提供し、会社を繁栄させる。その一番は会社ならリーダーシップ。そのリーダーシップに基づいて自分の仕事が好きな人達がいる。すると自然に場創りが起こる。ようするに、リーダーシップ無し、やる気のある人達無しでは、ウルトラQ場創り!と力んでも、ワークプレイス創りが会社に良い影響を与える事はできない。逆に悪影響を与えるようだ。金を使っても、人は喜ぶどころか、押し付けれられていると思い、与えられた環境、モノを粗末に使う。

場創りに関しても経営判断は、本質を見抜く事だ。

January 16, 2004

大きな変化が起こる時

先日世界的に有名な日本の製造会社のデザインセンターを訪問した。若手デザイナー2人と、役員の方1人と色々な事について面白い話ができたが、大ヒット商品のプロジェクトの話が大変印象的だった。1人の若手デザイナーが、今ちょっと秘密組織的感覚のコミュニティで、面白い情報交換会を、変な場所で行っているという話をしてくれた。それに関して私が、そういった秘密の場所みたいな所で面白いプロジェクトが始まることがよくありますよね。例えば公にやるとそんなつまらない事で時間をかけるなとか、金をかけるなとか言うプロジェクトは、ある程度成果が出るまで、そうやってないしょで進めていくのが一番ですよね。それで大ヒット商品ができたという話はビジネスブックにはいくらでも載っている。個人的にもそんなプロジェクトを端っこから見ていたこともある。この話を聞くと、役員の方が、「まるでプロジェクトXだね」とコメントされた。そこで私は、プロジェクトXなんてやっている最中には、プロジェクトメンバーは大抵いつばれるかと心配でしょうがないんですよ。心配しながらも、ばれたら大目玉をくらって、問題にされたっていいや!なんて思いながらやっているんです、とコメントした。それを聞いた若手の2人のリアクションが新鮮だった。えぇ?そうなんですか??と。

大企業に属されている方々は、頭も良いし、お行儀もとても良い。とにかく言う事をきちんと守れる人達が主だ。一昔前は、色々な面で今程管理に目が届いていなかった。ITの悪影響なのか。今のように効率よくするために、全てが一つのビルに統一されてはいなかった。だから、あちこち行かなくてはならなかったり、色々な雑用をこなしたりする合間に消えて、自分のプロジェクトに励んだり、会社以外の人とだべって情報交換したりしていた。今はその余裕がない。いつも見られているので、「消える」という行為がとても大変だ。しかもお行儀が良くて言う事を守る社員達。大ヒット商品が中々出てこないのは、そういった問題からかもしれない。

人は何か大きな変化が起こる時、ほとんどはその変化の度合いを把握していない。だから、あなたのこれがプロジェクトXになりますなんて言っても、ピンと来ない。逆にバカにしているのかと怒り出すかもしれない。私は一昨年前IDEOを訪問し場創りについて大変なショックを受けて帰ってきた。サンフランシスコ訪問中は楽しかったし、ショックを受けながらもその影響については何も考えなかった。何か私の中で変化が起こっているのは何となく感じた。でも言葉で説明できなかった。サンフランシスコから戻ってきて約3ヶ月間、私は言葉で説明できなかったけれど、何となくモヤモヤした気分だった。でもある日、私の場創りに対する思いが変化した後の説明ができるようになり、それを一挙にプレゼンテーションとして纏めた。

プロジェクトXからは程遠いものだったが、それは私にとって自分の仕事についての思いに対する非常に大きなターニングポイントだった。そしてここしばらくまた言葉にできない何かが起こっている。言葉は無くても、思いで体が動く。人が動く。でもちょっと見えてきた。どうやらもうそろそろ言葉になりそう。このような行動が取れるのは、中々難しいらしい。見る前に跳ぶ。大企業の中でこれが復活できるような環境になれば、面白くなりそうです。

January 10, 2004

リーダーシップの必然性

年始のご挨拶をかねて、茨城のクライアントを訪問した。ここは日本ではよくある工場の建物の一部が商品開発の設計のエリアとなっている会社だ。お忙しい設計プロジェクト統括管理者なので、ちょっと挨拶だけにしておこうと思っていたところ、話し込んでしまい、2時間も居座ってしまった。

「やっぱり気をつけていないと、すぐにコンセプトから離れてしまうね」との話だった。そこの住居者にまかせておくと、いつのまにか書類の山になり、便利だからと自分の席の周りにやたらと人を集める。本人達に、総合的観点が無いとこうなる。だから、大きな組織になると、強いリーダーシップ無しではワークプレイス創りなんてすぐにだめになってしまう。ここは、その統括管理者がいる限り大丈夫だが、逆に彼がいなくなったらいくらファシリティ・マネージャががんばっても総合的に効果のない場になってしまう可能性は高い。

実際ここと同じようなプロフィールの長野のクライントはそれが去年起こってしまった。せっかく計画して進めた場創りも、新しい管理者に総合的な観点が無く、くずれてしまった。

中小企業となると(といっても大手企業の子会社ではそうはいかないが)会社全体のことを知っている社員が多くなるので、効果を最優先させることができる。

組織ってやはりリーダーシップなんだ。当たり前だけれど忘れてしまいがちだ。

January 06, 2004

土木建築

今日のBiztechメルマガで、建築とアートについての記事があった:堀木エリ子さんが作品展、テーマは「超高層ビルの花鳥風月」。私は以前から芸術家、デザイナー、建築家達に深い敬意を持ち、あこがれている。人を一瞬で幸せにできる人たち。それって凄い技だ。私はちょっと前は都市開発に対してホットだったのが、現在どちらかというと、土木建築に強い興味を持っている。万里の長城、橋、河川の樹木や公園、サイクリングロード、石垣。身近な自然だと思っていても、今の関東園はほとんど土木建築されている。

先日東京デザインセンターの本屋で、足が痛くなるまでずっと色々な本を手にとって読んでいた。最後にそこで、土木界の先駆者として知られる工学博士、広井勇の生涯を書いた、『山に向かいて目を拳ぐ』を購入した。自然界を調節し、人の暮らす環境にしていく。土木建築家はとても地味な存在だ。そして、土木建築家の描く形を作っている現場の叔父さん、叔母さん達はもっと地味な存在だ。私は水戸出張で、電車で幾つかの大きな川をわたる際、時々橋を作ってくれた人たちのことを思う。堀木エリ子さんのように華やに取り上げられることはまずない。でも土木建築ってすごいなぁ。ありがたいなぁ。

January 02, 2004

役員がお料理をしながらコミュニケーションを取る

A belated Happy New Year! I wish you a year full of challanges and conquers.

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。あなたにとってチャレンジと制覇の一年になりますように。

元日は姑が朝からはりきって伝統的なお雑煮を作ってくれた。子供が食べるバージョンのおせち料理の一日の後、今日は私のお料理当番。昼は米国の伝統的(?)なチキン・ヌードル・スープ。夜は蟹キッシュとサラダとバケット。今キッシュが焼きあがる所を待っています。大体の日本人がキッシュの材料を見て頭がクラクラする。生クリーム、卵、バターの量が半端じゃないから。通常私が料理をする時は、めんどくさがりやだから、夫と子供達に手伝わせる。でも今日は一人で作った。一人で作ると、しゃべらない。いつもだと料理中皆としゃべりながら作っているなあ、と思っていたら、4年前のあるアメリカ中小企業の場創りケーススタディを思い出した。

中西部にある中小企業のITサービス会社。それでもマーケットシェアは米国トップ。3年以内に世界のトップシェアを取るという目標をもっていた。場所が場所だから、優秀な人材確保は大変。そうだよなー。日本でもIT関係をやっている会社に入社するなら、独身だったら都会が良いだろうなあ。その会社は、優秀な人材無しでは会社の繁栄は無いと判断し、人材確保と保持活動のひとつとして場創りを見直した。

インフォーマルなコミュニケーションの促進とちょっとした話の発展のために、4年前では大変画期的だった本格的なカフェエリアや、あらゆる場所にホワイトボードが設置されていた快適な窓際の通路エリアがつくられた。そして、その企業でユニークだった場所は、役員会議エリア。役員会議室は平面図上何の変哲もない大会議室。でもその隣にそぐわない大厨房があった。このサイズの役員会議室での食事準備をするとしても、大きすぎる、立派すぎる厨房。でもそれには理由があった。実はこの会社、まだスタートアップの頃から役員達が集まって料理をしながら色々と話し合うという習慣があった。厨房はそのためだった。野菜を切ったり、肉をグリルしたり、食器を洗ったりしながら一緒にすごす時間を楽しみ、また楽しみながら日々の現場の話ももちろん出る。この会議室と厨房ができてから、役員達は時には社員を、時にはクライアントを招待して手料理でもてなす事も始め、ごく自然な形でコミュニケーションの輪が広がった。

このケーススタディに4年前初めて出会ったときは、私はただ通訳をしただけだった。今考えると、企業としての姿勢、役員のリーダーシップ、社員の思い等をまとめ、場として表現した優れた場創りだった。会社として下り始めていた時ではなく、昇るために場を一手段として使った経営方針だった。

良いケーススタディからは、いつまでも学ぶ事は多い。

December 29, 2003

フリーアドレス制のワークプレイス

4年間毎年進化してきたフリーアドレス制の事務所で働いてきましたが、結局私はフリーアドレス制のワークプレイスではルーチン事務作業、持っている資料等をレファレンスにしながら行う集中作業は、自席を持っている頃の半分以下のスピードで行っていると思います。結局資料創りや、レポート作成の際には、紙の資料を見える所に置いて、どこになにがあるか分かってやっているのと違い、神経を使う事が総合的に仕事のスピードを落とす要素となる。また、事務所に来た時、毎回自分の巣を作るのに15分から30分(作業内容によってセッティングの時間が異なる)かけた後、落ち着いて、それから仕事の波に乗るという所までさらに30分程かかります。そして、その場での仕事をこなすための効率的な思考になる日というのは5回のうち1回のように思えます。

きっと私が集中力に乏しいおっちょこちょいだからこうなんだ、と自分のせいにしていましたが、良く考えてみたら私のような人は沢山居るわけです。その人達の生産性、気持ちの安定を考えてみると、やはりフリーアドレス制のワークプレイスだけではだめです。

会社の施設コストは、都心の施設となると膨大なコストとなります。だから昨今しょっちゅう事務所にいない仕事の人達は、フリーアドレス対応となりがちです。今まで私も精神面を充実させることによって、フリーアドレスが効果的に企業に取り入れられると思い、それのコーチングを多く行ってきました。でも、現時点ではそれは失敗です。

では、どうすれば良いのか?施設コストは下げなくてはならない企業のほうが、コストを気にしなくて良い企業よりもはるかに多いので、事務所に満足な一人一席づつ効率良いデスクワークができるようなスペースを与えることは避けたい。現時点での提案は、思い切ってフリーアドレスという制度を廃棄して、デスクワークの自分だけの場所をどこか会社の施設以外に持ち、会社ではある程度の作業ができるような、トム・ケリー氏の言う幼稚園の教室のような場所をふんだんに用意することです。

これは言うが易しで、会社の人事制度を根本的に改革しなければ、デスクワークを会社以外の場所で行う、という事は、現在の日本における労働基準法では、限られた業種の方々にしか適応できませせん。また、大企業だけではなく多くの中小企業も、既存の雇用制度に社会主義的な色合いが強くあるため、組織という安定した生命体であるがゆえに、組織を崩さない限りそこまで変わることができないでいる。

どうやらワークプレイスの革新、進化には、労働基準法の見直しがなければ実践できない会社も多いらしい。それは、今多くの大企業が抱えている研究開発の場創りにも通ずるテーマです。

今私の会社でワークスペースの改装が大々的に行なわれています。今朝総務の方との立ち話では、彼女は一時的な席でで仕事をしていると、ぱっと手をのばした所にいつも置いてある資料、書類、小物が無いので、仕事はいつもの半分のスピードになっている、と苦しそうだった。年末忙しいところ大変だなあ、いくら会社の都合だからといって、決してこういったメンタルな部分を軽視してはいけないなぁ、とクライアントにこのような状況を強いている私は反省しました。

December 17, 2003

あるべきワークプレイス(働く場)とワークスタイル(働き方)

昨日は、場創りと人の健康な体つくりを比べたエントリーだったが、今日はゲストと手遅れな場合は?という話をした。

ビジネスの目標を達成するための働き方で、その働き方に的確な働く場を創るとき、あきらかに手遅れなやりかたは、人が増えたから、減ったから、建物が古くなったから、職場を変えて、ついでに働き方も変えようといったきっかけから手をつけるやりかただ。それは、まるで女性が更年期障害になってから、楽しく、長生きをするために体つくりを始めるのと似ていると思う。その時になってから必死にお金をかけてスポーツクラブに通い、カルチャークラブに通っても本当の楽しさも、健康も得ることはできないと思う。更年期障害になるずっと前から生きる楽しさについて考え、生きがいになることを一生懸命やり、自分の社交性にあわせた生活の中、適度に運動したり、適度に健康的な食事をしたりしていれば、おのずと体はベストコンディションになっていく。

今一般的なケースは、手遅れな場創りなのだ。だから長持ちしない。経営に大きな影響を与えることもできない。

December 16, 2003

健康プログラム

今日の場創りの比喩:働く環境創りは、健康な体つくりに似ている。ベストな状態で自分のやりたいことをやるためには、体が基本。その体つくりは、自分の体質と、現状にあった健康プログラムが必要。偏った食生活をしていたり、適度に運動をしていなかったり、精神的にストレスが多かったりすると、病気になりやすい。そして病気になると、元気になるための選択肢は二通りあって、1.一般の医者に通って一挙にむりやり治すか、2.命に支障がなければ、精神面(社会面を含む)、肉体面を考慮した生活を通じて治していくかになる。

健康を目指す人たちの支え方も二通りある。1.一般的健康システムを提案し、人がそれに合わせて生活すれば健康になるか、2.一人一人に合わせて健康プランをたて、状況に合わせて変わっていけるような習慣をつくる。多くの人の助けとなり、ビジネスとしても発展性があるのが1.でも1ではメインである健康というテーマから離れた広い範囲で展開させなくては成功しない。2では、健康というテーマにより忠実に人と接することができるけれど、一挙に多くの人を健康にするということはできない。

December 15, 2003

会社で最高に幸せなひと時

朝電車にゆられ、On Writing Wellを読みながら、コーヒーは別に1日2杯飲んじゃってもいい、と決めた。事務所についたら朝はラテにして、午後はカプチーノにしよう。これって中毒なのかな・・・。

事務所に着くと、営業エリアは結構席が埋まっていたので、今日はマーケティングの皆も出張から戻っていることもあり、マーケティングのすぐ反対側で仕事をすることにした。まずはEメールの処理をして、今日の午後のセッションに向けて資料をプリントアウト。カラープリントで、全部で70ページ。しばらくかかるから、その間電車でうっとり考えていたラテを入れにいくと、なんと秘書の席に、大野さんからのお土産で美味しそうなチョコレートが置いてあった!マレーシア帰りにスイスチョコをお土産に買ってきてくれる大野さん。感謝、感謝!

あー、なんて最高に幸せなひと時!秘書の青木さんと世間話をしながら、チョコのあまーい香りをたっぷりと吸い込みながら、時間をかけてチョコを選ぶ。それを見ていた社長がそばに来て、悩んでるねぇ、とか言いながら、すぐに1個ポイッと口に放り込んだ。私は悩みに悩んだあげく、ホワイトチョコと、ナッツチョコを2個できるだけ優しく摘み上げた。とけちゃったら大変!(欲張りだー!)デスクの向こう側にいる大野さんにお礼を言って、隣に座っているチョコ好きのえりんさんに、チョコのありかを教えた。そしてゆっくりラテを飲みながらチョコを食べる。

一日の仕事の中でこの一こまだけ見ていたら、なんてだらけた会社だろう!と思われるかもしれない。でも、こんなひと時は、間違いなく社員の間のコミュニケーションをリラックスさせて、次の話をしやすくさせる。よく「Quantity vs. Quality」(量対質)と言われるが、ブレイクタイムもコミュニケーションも、量と質両方が大切だ。特にコミュニケーションに関しては、頻繁に話をしていないと、何か話すことが必要な時にも後回しになりがちだ。話をするためにはきっかけも必要で、世間話でも、チョコの話でもしていると、いつのまにか大切な仕事の話になる事が多い。

実際今朝も、大野さんにお礼を言った流れで、新商品の製造についての話になった。そして大野さんと話をしていたら、広報の方がよってきて、ショールームのグラフィックス選びになった。その時は、チョコを食べていたエリンさんもディスカッションに参加した。

仕事のコミュニケーションには質と量が必須。また、そのコミュニケーションを発生させやすくするのは、今朝の流れを考えると、物理的な近さ(声が聞こえる、通りかかる)も必須だとわかる。

December 14, 2003

場創り:失敗

先週、8月にコンサルティングをさせて頂いた場創りプロジェクトのインテリア工事の現場を、一緒にコンサルティングを行った設計士と見に行った。私はコンセプト創りの部分までしか携わらなかったけれど、設計士からアップデートは受けていて、コンサルティングとしては失敗したというのはもうずいぶん前から分かっていた。現場を訪問した際に、ラッキーな事に、施設担当者の方々以外、コンセプト創りに参加して下さったユーザーと、新しい場所に入る部署のトップの方とばったり会い、お話を聞かせてもらえた。

何故失敗したか:

1.プロジェクトの途中で、プロジェクトを推進していた第一スポンサーである方と、ユーザーグループのプロジェクトマネージャ、2人の軸となるクライアント・メンバーが全く違う部署へと移動となった。
2.施設部のメンバーが、プロジェクトの意味を把握していなかった。それは、ユーザーは変わらなくてはならないと強く言いながら、自分達は変わらなくても良いという思いだった。場創りで一番大切な施設部の考え方とプロセスが変わらない限り、会社は変われない。
3.日本を代表するような大企業で、A.環境に投資するということを理解していない役員が多々いる、B.横並び意識を変えられない。そのため、結局変わる事ができない。

悔しい!!!ベストを尽くしたプロジェクト。でも失敗した。私の携わったコンセプト創りの部分は、全く意味が無かったと思う。お金の無駄。この企業は、私たちの携わったエリアと並行に、家具屋に直接依頼して、設計料金、コンサルティング料金はほぼ無しで他のエリアも改装している。悔しい!!!コンセプトを実行できなかったので、これで私の仕事は、他のエリアと同じレベルのユーザー満足度になるのだと思う。違うといえば、私の携わったエリアは、設計士がデザインしているので、デザインの完成度は高い。でも私の仕事とは関係無い。

この失敗から何を学ぶのか?

1.よく考えてみると、今まである程度満足できたプロジェクトは、代表的大企業と直接やったプロジェクトではなく、全て最近できたそれらの子会社だ。だから、まだ変化を実行しやすかった。子会社の方が間違いなく身動きが取れる状態だというわけだ。だから、今後は、大企業とは、トップの意思決定者と必ず面談させてもらう。
2.施設部に対する教育システムと繋がり、促進する。
3.駄目そうに思えても、何度でも挑戦する。ここで簡単そうなプロジェクトばかり受け始めたら、私が弱くなる。やっているうちに、どこかで必ず成功させる!でも、今回みたいに失敗に終わった場合、いちいちショックを受けない。

December 01, 2003

人材集めと働く環境の関係

江副浩正氏の『かもめが翔んだ日』にあった:

 「また、本社が西新橋から銀座に移ったことで、人材を集めやすくなった。人は一等地のアメニティの良い場所、快適な環境で働きたいことを知った。」

会社の場創りの優先順位について考えさせられる。

November 21, 2003

場創りにかかる時間

今日は同僚の依頼でワークプレイス創りに関してクライアントとディスカッションを行った。最初は乗り気ではなかったけれど、結局話し出したらのめり込んだ。(いつものことですが・・・。)

そこで、「スチールケースさんでは、この形のワークプレイスになるまで、どのぐらいかかりましたか?」という質問があった。私は即座、「6年かかりました」と答えた。そうだ。この形になるまで、まずはトップの強い意志があり、最先端のワークプレイス創りにコミットメントがあった。そして、徐々に働き方に合わせてITやデザインを変えてきた。短期的に一挙に変えたわけではないのだ。

今日読んだ『五輪書』に、地道かつ真剣な練習の積み重ねの大切さが語られていた。『Mastering』も、『木のいのち、木のこころ』も、その他の私が大事にしている、何回も読み返している幾つかの本にも、何かを極める時には、短期的な試みではできないとある。意味のある大きな事をするには、考え、調節し続けることしかない。

実行者達は、こんなにはっきりと語り、書いているのに、私達はビジネスに関しては何か大切な意味があり、大きくて素晴らしいことが短期間にできるという錯覚にかられることがよくある。場創りもそうだ。本社ビルを建てるから、働き方を変えなければいけないからと、ワークプレイスの物理的な部分を変えて、中にいる人達が変わることを期待する。

物理的な部分が変わることは影響はある。でも順序がさかさまなケースが多い。場創りが成功するのは、人が自分達の方法、働き方にあった場を創ろうと試みるところから始まる。個人的には、人を変えるために、一挙にワークプレイスを極端に変えたところで成功した事例はまだ見たことがない。

November 06, 2003

こんな所で繋がっているなんて

ベサニーと夕食の場で色々な話をしていたら、私たち二人ともトムソンの島崎さんと繋がっている事が判明した。よく考えてみると、島崎さんも、ベサニーもファシリティ・マネージャだから、全く縁が無いわけではありませんが、それでもびっくりするやら嬉しいやら。これだけでもびっくりですが、KDIの野村さんとも繋がっていた!いつかフィンランドで集まれたら良いな!アジアなら確立ありかもしれない。ワク、ワク!
SANY0112.jpg SANY0113.jpg SANY0114.jpg


November 04, 2003

久しぶり

久しぶりにグランドラピッズに来た。でも良く考えてみたら、秋は初めて。ここは四季があり、本当に美しい!土曜日の夜ついてからずーっと雨だけれど、終わりかけている紅葉が鮮やか。来年秋のまっさだ中に来て見たいな。

久しぶりに色々と仕事が重なって、時差ぼけで睡眠3時間で数日間続けている状態だけれども、今日の終日のセッションはそんなに辛くなかった。まるでベランダでセッションをしているような感覚の壁一面ガラスで、美しい紅葉、雨が良く見える素晴らしいお部屋だったからかもしれない。セッションの合間には施設内を歩き回り、再度スチールケースの凄さを思い知らされた、という感じ。写真をアップしたかったんですが、Yahoo BBのインターネットスピードに慣れている私にとっては苦痛以外の何でもない遅さなので、残念ながらアップできない状態。

グランドラピッズはもう寒い。寒くて雨。すさまじい仕事量。でも(だからと言った方が的確かもしれない)美しい自然と、日中は超快適な仕事環境でとても幸せな日々です。

October 22, 2003

お金の力

  「生きるためのエネルギーとしてのお金は瞑想であり、抱え込まずに流れるようにしてやると、他の人生に影響を与えることができる。お金に生きる人達から生まれた素晴らしいものにびっくりさせられた。
  現代の生き方では、お金はエネルギーの流れをコントロールする。ガソリンのようにタンクいっぱいのお金があれば、行けないような場所にも行くことができる。
  ・・・
  ニューヨークの芸術を見る限り、お金を注いで上げると、ものは花咲く。
  ・・・
  お金を間違ったところにかけると、破壊的なことになりえる。どこにお金がいくのか、国の経済は、都市の経済はどこから来るのか?大きな問題の一つだ。まちがった流し方で、花開くような文化を乾燥した文化に変えてしまうことがある。」

ジョーセフ・キャンベルのReflection on the Art of Livingにあった。残念ながらこの本は日本語化されていない。ここのところずいぶんこの本からインスピレーションを受けて、英語でエントリーを書いてきたけれど、今回は日本語でチャレンジ。

この、お金を注ぐという事は、子育てでも言える。英語塾にお金をかければ、単語は覚えるかもしれない。3年その英語塾に使うお金で、3ヶ月海外に送り出してやれば、現地の言葉も、文化も学び、自分の文化の善さ、悪さも分かって帰ってくる。

ワークプレイスにかけるお金もそうなんじゃないかな。立派なロビー。ハクはつくかもしれないけれど、楽しむことはできない。かっこよさは抑えておきたいけれど、お金の一部とっておいて、いつも美味しい飲み物をロビーに用意しておいてあげるとか?営業経費とかいう、限られた客をゴルフにつれて行ったり、飲みに連れて行ったりするお金っていったいどの位になるんだろうか?その半分でもワークプレイスにかけて、お客さんと一緒に議論したりする面白い空間がつくれるんじゃないんだろうか?シャンパンとか常備してあるような。

会社って、自分を守るためにお金を使うよりも、人が楽しみ、学べるようにお金を使うことを多くすれば、キャンベルのいう、お金で花を咲かせることができるのかもしれない。たとえば、イノベーションの花を。

October 20, 2003

モビリティー

ワークプレイス創りにモビリティー(人が仕事に応じて場を選ぶ)とムーバビリティ(人が仕事に応じて家具を動かし調節して働きやすい場の形にする)について話がよくあるが、結局モビリティーのないオフィスは五感を刺激する、イノベーション促進に繋がらない。モビリティーのあるワークプレイスには、無線LANが非常に役立つが、無線LANはまだ情報セキュリティーの問題が大きい。今日はそのような電波漏えい問題対策として、窓や壁に張るフィルムというオプションがある事を初めて知った。まだまだコストとしては高いようだが、オプションとして発展してほしいと思う。

October 17, 2003

人に人がつく

そうなんですよね、それが大切なんですが・・・で大概終わる。
でもこれを実行できなければ、飛躍的な場創りの進歩はできない。
ようするに、スター社員をコアにする職場。スター社員とは、芸能人的スターのイメージではなくて、多くのほかの社員としっかりとコミュニケーションベースで繋がっている人達。一昔前の秘書がそうだった。社内で一番どの仕事は誰が的確か把握していて、ゴシップも、社内の裏システムも一番良く知っていた。その人に頼めば、すぐに成果が出ると言うこと。

1.コンサルティング会社でのスター社員
例えば、ほとんどの社員が自席にいる時間が少ないからといって50%オフィスの広さをカットする。自席が無い場所にどうやって社員を引き寄せ、尚且つコミュニケーションを活性化させるか?答えは、人当たりの良い、てきぱきと仕事をするグループ秘書です。その人がグループのアンカーとなり、生きた社内知識ディレクトリーとなり、社員はその人と話をするためにオフィスに足を運ぶのです。人気者のバーテンダーみたいな要素もある。

2.研究開発部署でのスター社員
ここでもグループ秘書。特化した知識をもっていなくても、誰が今何の開発をしていて、プロジェクトはどのステージで、誰が調子が悪くて・・・。一番早く、能率の良いシステムです。考えてくれるのですから。面倒見が良い訳ですから。

この辺は、トム・デマルコのSlackにもありました。

October 11, 2003

イノベーションの目利き

先日インターオフィス主催のRonan & Erwan Bouroullecデザインセミナーに参加させて頂いた。Vitra社の新しいユニバーサル・ワーキング・システムjoinの開発についての話もあった。

Vitra社のデザインに対する新しい試みは素晴らしい。イノベーティブなデザインが会社のアイデンティティになっているのだと思う。個人的には、ユニバーサルデザインは、もし使えるようなものにするには、更に斬新敵なコンセプトと機能が必要となると思ったが、Bouroullec兄弟のセミナーでは、デザイン開発のお話が大変興味深かった。印象深かったのは、

1.デザインはいつも会話から始まる。
2.従来の手法から離れる。
3.全く新しいモノを創る時には、原型に目をつける。
4.人が自分の育ってきた文化と動きに反することなく動けることが大切、等。

お二人が初めて試みた家具のデザインに関しては、

1.物理的な壁は心理的な壁を増長する傾向があり、旧態以前のオフィスにはたくさんの「壁」があり、それらの壁は多くの資料をもたらす。
2.旧態以前のオフィスは機械的になってしまっていて、フレキシビリティがない。
3.考える前に動かせるということが大切。
4.個々が自分の空間をつくる、等。

セミナーの質疑応答の際、イノベーション、デザインについての質問が全く無かった。(私が辛うじて、日本で次にやってみたいプロジェクトはどんなものですか?と質問した位。)デザイナー、建築士、色々な方達が参加していたというのに・・・。思っていたら、是非そのような思いをシェアして頂きたかった。イノベーションの目利きはどこに?

あったコメント、質問というと、

「このシステムは、日本には向いていないのでは?」
「Vitra社はなんらかの問題解決のためにデザインの委託をしたのでは?」
「このシステムは、どんな所に置くイメージなんですか?」

フレキシビリティと、新しい働き方と相反するような質問。今度このがっかりを吹き飛ばすようなワークショップを開催して、イノベーティブなオフィスについて話し合える人達を集めよう。

September 26, 2003

家具屋の私は考えた

家具屋の私は、コンサルタントという職業を持っている。
家具屋は、家具を売ることが商売。
コンサルタントは、知識とノウハウを売ることが商売。

コンサルタントとしてイノベーションを起こすワークプレイス創りの提案をしている。
イノベーション、イノベーションと毎日言っているから、
すっかり自分の呪文にかかってしまって、
家具屋についてのイノベーションまで考えるようになった。

家具屋の私は考えた。
人間工学って凄いと思う。
でもそれがイノベーションに繋がるのか?
ガリレオも、毛沢東も人間工学の理にかなったイスには座っていなかったと思う。
今は素晴らしい(素晴らしく高価な)人間工学を考慮したイスが色々とある。

これに座って仕事をすれば、次のノーベル賞が受賞できるのか?
素晴らしいプレゼンテーションを創れるのか?

今これを書きながら座っているイスは、スチールケース社の古いイス、センサーだ。
とっても快適。
でもセンサーに座っていなかったら、詠むに至らぬエントリーになるのか?

いくら人間工学といったって、大体長時間座っていること自体が体に悪い。
人は体を動かすことによって臓器を刺激し、血行の促進により脳に酸素が行き渡る。
ゲームクリエイター達が長時間座りっぱなしで仕事をしていることは知られている。
何時間でも座っていられるイスは、結局はその人が動かなくなってしまうから、
長期的にはクリエイティビティに支障を起こすことにもなる。

家具屋の私は考えた。
オフィス家具の観点も全く変えたほうが良い。
家具業界にもイノベーションを!

結局は人、全ての参加者

今日のマーサーヒューマンリソースコンサルティングの柴田社長のメルマガ、「意識改革なくして、行革なし」を読んで、ああ、やはり今はそういう考えに行き着いている時期なんだな、と思った。柴田社長も、ワークショップで出てくるアイデア、思い等は、どこにでも書いてありそうな内容だけれども、それを自らの問題として考え、熱い思いとすることが、改革の一歩だといわれている。私の場合は、場創りを目的としたものだけれど、行ってきたワークショップの内容はまさしくそのものだった。

ボトムアップでディスカッションの内容を詰めるメンバーを絞っていくと、最後に残る数人は、実に良く考え、良く話す人たちだ。でも、その人たちが軸として行革のために動いたとしても、会社を変えるためには結局全てのメンバーがそれぞれのポジションで動かなくては会社は変わらないし良くなりもしない。これは決定的な問題だと思う。リーダーシップ、スター社員、一般社員全員がチームとして揃わないとビジネスにならない。おみこしに乗る人、担ぐひと、周りで見る人が揃わないとお祭りにはならない。野球で言えば、ピッチャーとバッターだけではチームにならないし、自分のチーム!と呼んで応援してくれる人たち無しでは野球の試合にならない。協力な敵チーム、快適な球場。チームのオーナー。なんと多くの要素があるのか。ようするに、関係者全てをリスペクトして計算に入れるべきだ。以前バッターだけ鍛えておいて、守備を怠るようなプロジェクトを経験ことがある。結局そのチームのための本物の勝負にはならなかった。

ワークプレイス創りにしても、人事活性化制度にしても結局は人、全ての参加者、場を考慮すべきなのだ。

September 23, 2003

プロジェクトで心をこめた部分を伝えるには

プロジェクトの心(思い)を引き継ぐためには、上から下まできちんとドキュメント化することだと思います。

心がこもるという事は良い仕事をするには必須だと思いますが、それは一部jのファクターであって、プログラムの部分というのは、まずはグランド・デザイン(ブレのない真ん中、コンセプト)があり、そして状況にあわせた戦略、そしてプログラムというふうに落とせると引継ぎが上手くいく可能性が高まりますよね。

グランド・デザインの部分を特にきちんと言葉で(書類で)説明でき、さらに戦略、プログラムまでドキュメントとして残しておけば、万が一人間関係で次の人に引き継げなくても、他の人に思いが(心をこめたところ)伝わるのだと思います。

日本にある外資系は、人が繋がらないで、ドキュメントの部分だけわたってきているケースがあったり、そのドキュメントの部分だけやっていれば仕事として認められていたりというケースもありますが、グローバルに展開している企業は、結局は思い(心をこめた)が伝わっているのだと思います。

それが野中郁次郎氏の言っている知識経営、知識創造のSECIプロセスなんじゃないでしょうか?おおまかに言うとsocializeして自分のやりたいことを確信し、心をこめてexternalizeする。ようするに、関係者達と一緒に作っていく。Combineで誰にでもそれを引き継げるようにドキュメント化する。Internilizeで引き継いでいく。

知識経営とかいうと、心の部分が表現されていないですが、結局はSECIプロセスも全体が一人の心を芯として動くのだと思うのです。

September 22, 2003

アイデアの浮かぶ場

ひとつはカフェでしょうね。今日は連続3つのカフェで仕事しました。西新宿、丸の内、外苑前。アポの前後、資料のチェックをしたり、メールしたり、考えたり。

3つのカフェはメニューも、内装も、客層もそれぞれ全然違っていたけれど、どこでも十分に集中して仕事ができました。企業では、クリエイティビティを必要とする部署でもここまで自由奔放にできない所がまだ多いようです。(うちの会社でも社員全員こんなことしてる訳でもないし。)でもそれは場創りの問題ではなくて、人事制度の問題。「人を働かせる」ことが企業文化のところでは無理でしょう。働きたい人が集まっている企業でなくては。

もちろん外に出れば、もうオフィスはいらないという訳にはいきませんよね。商品開発、顧客戦略など立てている話は、関係者以外に知られてはならないことだし。中と外の使い分け、こもる時もあり、オープンなところで集中する時もある。野中氏のSECIプロセスですね。共同化と連結化は外でもできる。

ファイマン教授の伝記を読むと、集中して外(ストリップ・バー、プールサイド他)で考えることがよくあったようです。集中して考えるというと、こもって行うというイメージが強いけれど、こもるのはまとまった考えを一挙に具現化するときが一番効果的なような気がします。

September 21, 2003

お手本の場創りケース

先日一年程前にがんばったプロジェクトのフォローアップを行った。数ヶ月前にフォローアップした際には、ユーザーの代表とは直接話さなかったので、外見だけではあまり大した変化はなさそうだったが今回は嬉しい結果が出ているというお話を伺うことができた。

オフィス環境が変わった事を機に、クロスファンクションチームを作り、プロジェクトを進めた所、大変良い成果が出たというお話は、まさしく私たちが目指している場創りだ。

1.最初に人と人との関係がある。意識して多様でメンバーチームを組む。
2.やりがいがある、結果が見えるプロジェクトを与える。
3.メンバー達のコミュニケーションを促進するインテリアがある。

素晴らしいケース!今後の場創りのコーチングの際、積極的に使うつもりだ。

September 18, 2003

コンペよりお見合い

ワークプレイス、オフィス環境における場創りについて、大企業(最近は中小企業でも)はよくインテリア設計会社、インテリア設計会社、その他に声をかけて、10社ぐらいの指名コンペをやる。コンペの内容は、コンセプトから、オフィスレイアウト、インテリアデザイン、全部等色々だ。

でも今まで携わってきたプロジェクトと通して気がついたのは、コンペはいくらユーザー側の諸用件を纏めたデータに基づいて作られたデザインであっても、結局は一方的なものであり、そもそも現代のワークプレイスとは流動的な組織の中でコラボレーションをする場なのだから、コンペのデザインで良いものを選んでも、決してそれがその会社、その部署にとって良いワークプレイス環境にはならないということだった。

コンペをするより、指名の10社とお見合いをするべきだ。担当者と会い、その担当者の今までやってきた仕事の話をしてみて、その仕事の理念と進め方が自分の会社の目的としているワークプレス創りの核となりえるのであるかを見極め、その担当者と一緒に共創する。結局は全て人と人であり、チームワークなのだと思う。そして、ワークプレイス創りをするために、関わっている社内外のチームメンバーとコミュニケーション、コラボレーションをする事事態が活性化、革新の最初のきっかけとなるのではないだろうか。

ワークプレイス創りは、椅子、カメラ、車など限られた機能を持ったモノ創りとはちがう。人が集まることは単に始まりであり、そこから無限な可能性が広がる複雑系のダイナミックなプロセスなのだと思う。

September 02, 2003

場創りコンサルタントの役割

Snipeの榊田さんとプロジェクトのすり合わせをしていたら、私の仕事の役割の話になった。

榊田:やー、須田さんは良い建築家になれますよ。

須田:場創りコンサルタントとしてもたいした成果出してないから、それはどうだろうねぇ。でも、考えてみると、私の役割ってコミュニケーションを発生させる役だよね。クライアントは社内でのコミュニケーションが弱いから、私みたいなのが入ってコミュニケーションを促進させて、場創りを通じて他の話ができるようになるって感じかな。

榊田:そうですね。だって社内でコミュニケーションが強いところだったら、担当者が社内の人達を集めて話し合って、直接ぼくとやってれば良い訳だから。

須田:うん、うん。ワークショップやるのも、結局クライアント先の人と人の間にあるバリアを崩していって、大切な話ができるような土台を作ってるんだよね。それを考えると、場創りコンサルタントというよりも、チェンジ・マネジメント・コンサルタントとか、コミュニケーション・チアリーダーとかの方が正しいかも。


August 31, 2003

場創り:インテリア要素

Dragonfly's blogのソウさんのサイトのリンクから、「新宿二丁目のほがらかな人々」にアクセスして以来、大好きになって、このサイト頻繁にアクセスしています。今日も幾つかのエントリーを読みましたが、ジョージさんの感性と洞察力にあこがれてしまう!ほがらかさん達の会話で、インテリアについて語られているのですが、ジョージさんのインテリアの見方やセッティングのロジックは、ワークプレイス創りのインテリア要素でこれから使わせて頂こう!と思いました。

August 30, 2003

研究所の場創り

ここ3年間ぐらい研究所の場創りについて何度か関わった。元々科学に興味があったり、世界を変えてきた科学者達に畏敬を抱くと同時に尊敬してしている。ここ一年程で読んで満足した本の中、科学の発見に貢献した人達のドロ臭い話が得に好きだ。G.シャピロの「創造的発見と偶然:科学におけるセレンディピティー」、Dava SobelのGalileo's Daughterでは、きれいに纏められた成功ストーリーではなくて、非凡と平凡の境目である発想を全く変えてみるということと、現場で自分で実験するという場面がよく分かる。

今日一年前に読んだ中村修二の「考える力、やり抜く力:私の方法」を読み返した。ここでも発想を全く変えるという事と、自分で実験するということが非常に印象的だ。でも、それ以上に、自分の使命である研究を何よりも優先させてひたすら研究に打ち込んだということが熱く語られている。これは集中力のある科学者達にはあたりまえかもしれないが、中村氏の本でも言われているよう、企業の研究所では相当な心構えがいる。企業では、業者との付き合い、過去のフォローも対応しなくてはならない。大体のケースは、それで時間を大幅に取られていて、実際に研究に使う時間は少ない。

研究所の場創り。本当に信念を持ってやりたい研究があれば、中村氏のように自分でやりたいようにやるのだと思う。企業の大きさは関係なく、プレッシャーは誰にでも同じなのではないだろうか。特に科学だから、成功して何か発見したり、発明したりできる可能性はごく低い。また、大学の研究所と、企業の研究所は期待も求められる成果も違う。そんな研究所の場創りでできることは何か。とにかく研究者が必要に応じてどのようにでも変えることにできる、フレキシビリティーの高い場にするしかないと思う。いくらフレキシビリティが高くても、研究には全く新しい機械や、セッティングがつき物だ。それには研究者が自分でつくるか、何か必要な際に即対応してくれるマシンショップを用意するかだ。

August 29, 2003

なぜ25人なのか

「ニューオフィス賞が、リサイクルリユーズを重視する 3」では、25人のグループが最適と書きましたが、その25人とはどこから来ているのか。Tom Kelleyの「発想する会社!」も参考になりますが、実際大体25人・一部屋体制で仕事をしてみると、全員の顔が見えやすい距離にあります。25人だと、声も聞こえやすい。全員一揆にしゃべっているとかなりの騒音になってしまいますが、一般的にオフィス内では、個人作業をしている人、2,3人で作業をしている人など様々です。ですから、25人体制だと、通常2,3人で仕事をしている人達が2セットぐらい、他は個人作業をしながら時折他のメンバーに質問したり、ちょっとジョークを飛ばして気晴らししたり、という形になります。これが25人以上となると、グループ作業の人達が増えたり、会話が同時に起こりやすかったりで、スペースは広くなっても騒音が大きくなります。そうすると、個人作業の人達が何となく落ち着かない。

MITのThomas Allen教授のManaging the Flow of Technologyでは、25m法則というものがあり、それは人はオフィス内では自席から25m以上離れている場所は、必要なことでもめったに使わなくなるという法則です。ここでも25という数値が出てきます。

August 19, 2003

ニューオフィス賞が、リサイクルリユーズを重視する 2

えりんさんと蜂屋さんとお昼を食べながら色々話していたところ、トピックがニューオフィス賞の話となった。お二人の意見を聞くと、えりんさんの答えが、一番の点は、ワークプレイスは人頼みではなくて、自分達で何をやりたいかを把握した上で、自分達で創っていく物、というものだった。

素晴らしい!まさしくその通りだ!と思った。過去のワークプレイス創りでは、何かをしたいときには誰かに頼んでやってもらった。ワークプレイス創りだけではなくて、仕事は誰かに言われてやったもの。自分で考えるのではなくて、誰か偉い人から指示を受けてやることだった。産業革命、IT革命の後、今やもう情報はその誰か偉い人だけが持っているのではなくて、誰でもが一般の情報を得ることができる。だから、会社の文化、特化したスタイル、働き方は自分達が一番良く知っていることになる。

設計、工事等は、もちろんスペシャリストがいる。でも今のスペシャリストとは、ニーズを把握してから、カスタマイズしてものを作っていく人達だ。誰か偉い人に一番良い場所を作って下さいと依頼すれば、依頼した人達に一番良い場所を提供できるという考えは通じない。

だからKDIがニューオフィス賞を受賞したのは、この「偉い人」が重視されてきた日本でも自分の仕事をする場所は自分で創るという事をする人達が現れていて、その方法が認められたという事なのかもしれない。でももう何年か前からニューオフィス賞を取った所はそのような企業になっている。自分達のコンセプトがあり、それを場創りのスペシャリスト達とチームを組んで創る。

続いてえりんさんと蜂屋さんと話した内容も面白かった。近頃オフィスメーカー、代理店が新聞の前面広告で「ただでオフィスデザインします!」、「安くなります!」という宣伝をしている。「ただでオフィスデザイン」というのは、前世代の考えで、私達があるべき姿を知っていますよ!と宣言している方法だ。「安くなります!」は、良くなります!ではない。こういうのにだまされてるんだよねぇ、どの時代もあるよね、こういうのって、という話になった。

私達は多分トップ20パーセントの優秀な企業や、人達向けで考えているのだと思う。残りの80パーセントはどうなのか。そこがどう流れていくのか興味深い。

August 18, 2003

ニューオフィス賞が、リサイクルリユーズを重視する

私がお手伝いさせて頂いた富士ゼロックスKDIスタジオが、2003年度日経ニューオフィス賞を受賞した。そもそもニューオフィス賞は、オフィスを新しくしましょう!という観点から始まっている。殆どの家具、什器は中古、最低限のお金をかけた、小さな150m2のKDIスタジオが受賞したということは、大きな流れの変化を象徴しているようだ。

KDIの木川田さんから、このことについてどうとらえているか?という質問を受けた。考えを纏める良い機会を頂いたと思う。私の個人的なコメントは下記の通り:

今月号のCasaを見ても分かりますが、現在建築の世界でも、もうすでにスクラップアンドビルド、新しいイコール良いというものではなくなり、オリジナルのデザインを生かし、良いものの命を可能な限りしっかりと使いこなし、手をかけて人と自然の調和に最大の力を注ぐ時代になってきたのではないかと思われます。

やはり五感を生かすことが人間としてフルに生きる方法なので、木川田さんからしばらく前から解いていらっしゃる、機械に人が使われるのではなく、人が必要な時必要なだけ機械を使う人重視の時代が到来したのだと思います。トム・ピーターズが言うように、95%は心理学,社会学、人類学であり、それを活かしたKDIスタジオが賞をとったのではないでしょうか。

8月26日に授賞式がある。その際の会話が楽しみだ。

August 13, 2003

FM Study Group:ワークプレイス創りの観点

後藤さんとお話していて、先週の集まりに参加できなかったけど、後のグループメールから良い話ができたみたいだね、特にワークプレイス創りの観点のが面白いと思ったというコメントを頂きました。トムソンコーポレーションの島崎さんと、竹中工務店の林さんからは、会社名、個人名を表示しても良いですよ、というお返事を頂いたので、下記にグループメールからの抜粋を紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

島崎:今夜スチールケース第二社食(地下ピザ屋)で語られた「IT部門の組織行動様式に、大組織の仕事の仕方が変化させられているが、それに待ったをかけることが出来ていないようだ」という疑念について、今後、是非皆様のご意見をこの場で交換してゆきたく存じます。

手段が目的化する、というのは昔から言い古された言葉ですが、情報処理手段の一つでしかないITシステムが本業の処理手順までも規定しようとする今、冗談では済ま
ない危険性を感じているのは、どうやら島崎だけではないようで、心を強くしました。

オフィス空間を「情報空間」として観照する島崎ですので、「事故責任回避が第一義」となりがちなIT部門の、根源的な行動様式が、組織全体を歪める危険性については敏感にならざるを得ないのです。


須田:今夜は特別手ごたえのあるディスカッションだったと思います。本当に楽しいでした!面白いのは、現状について、オフィスについて同じ事を考えているけれど、その表現のしかたが人次第で異なるということです。

たとえば、島崎さんはオフィスイコール「情報空間」と考えているのは、興味のベースがitだからで、私が同じ状況を見て、「人のたまり場」と考えているのは、興味のベースが人の動きだからだと思います。私も数学は大好きだし、物理も好きですが、でもそれはあくまでも自然と人を表現する手段だから。

島崎:そうですね。 私は人間は特別に超高密度の情報系だという風に捉えています。 表現方法(斬り方)が違うのは良いことだと思います。 (私の視点からは
往往にして居心地の良さとか、そういった感覚的な面が欠落する可能性がありますしね)

林:島崎さんが問題提起されたワークプレースにおけるITと総務の力学について、私は日頃からそれを包括するプロジェクトマネージャーとして企業経営者の視点で取り組んでいます。今後も詳細な議論の積み重ねを経て、各組織にとって最適なワークプレースの提供ができればと思っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

島崎さん、林さんとは、家族という分母として持っていて、私達3人とも年齢が近い上、全員3人の子供を育てています。帰りの電車で一駅林さんと一緒で、その時林さんが、「島崎さんが、一緒に暮らしていないと家族じゃないって言ったのは、確かにそうだよね。」というコメントをされました。私達は3人とも仕事大好きだから、一般的にいうとずいぶんと仕事に費やす時間が長いと思います。だから家族とどうやって付き合うか、子供をどうやって育てるかについてよく考えます。いつでも一緒じゃないから、なおさら良く考えるんでしょうね。こんな仲間を持って幸せだなぁ、とひしひし感じています。

August 04, 2003

和田さんと小谷さんへ

このBlogたまに訪問して下さっていると今日聞いて、ちょ〜びっくりしました!やっぱりお互い場創りをしていると、同じキーワードでネット検索するんですね。でももしも宜しければコメントとか下さい。私の書いたことに対してフィードバックが頂ければ、凄く嬉しいです。思い込みとかしょっちゅうあるし、異なる観点についてからも考えてみたいですし。

Blogは、仕事なり、個人的なり新しい社会的なつながりだな、と思えます。新しい人と密な関係をつくるきっかけにはなかなかならないようですが、私にとっては出会った人達、何らかの形でお付き合いをしたことのある人達とつながりを保つ、または深める手段になっています。場創りの一環にもなっていますね。

和田さんも小谷さんも、Blogがあれば一緒に場創りのアイデアを広めることができると思うんですが、如何でしょうか?

July 22, 2003

インドでの場創り

方向音痴や豪快なしくじりで知人をハラハラさせますが、海外出張でメジャーなミスをしたことは一度肺炎にかかってしまったことだけ。何が言いたいかというと、無事に、問題なくインド、バンガロールに到着してやってますよ、という事です。一日めは時間があったので、半日ドライバーを雇って社会見学してきました。サイババのアシュラムは、近いほうの小さい方に行ったから、おぉ〜!とまでは行きませんでしたが、良い体験でした。この文化、環境での西洋企業のための場創り。面白いプロジェクトに携われたものです。

インド料理めっちゃ美味しいです。ハマった!で、場創りのコンサルティングは明日から。だからホントに仕事しますって。ホント。

July 17, 2003

インターネットの掲示板で働き方が変わるか

某大企業の研究所の主任研究員で、未だにインターネットの掲示板でディスカッションをさせれば、場作りのアイデアがまとまって行くと思っている人に出会った。
「ワークショップしてる時間がないんですよ。掲示板でまとめた話に基づいて作ってもらいたいんですけど・・・。」
「社会的要素、心理的要素にかけていると思います。人は集まって目標を共用して話を進めていかないと、スピードがでませんよ。貴社での問題は、末端の研究員こそコミュニケーションを活発に行い知のレベルアップをさせなくてはならないという事だと伺っていますが、そんなやりかただと、いつまでも働き方は変わらない。場創りを通して働き方を変えていくというのが大切なんじゃないですか?」

あたしって・・・また熱くなってしまった。

June 29, 2003

オアシス

今回は、ラップトップのACアダプターをオフィスに忘れてきた。金曜日の夜3時間作業をしてそれでお終い。夕べは家族のパソコンで少々仕事をしたけれど、やっぱり自分のラップトップに入っているファイルが必要だから、結局日曜日である今朝オフィスにACアダプターを取りに行った。片道50分。

オフィスについて、ちょっとだけメールチェックをするために席についた。その瞬間、静かで、快適なオフィスがオアシスのように感じられた。あぁ、今だったらきっと時間を忘れて黙々と仕事できちゃうなぁ・・・。

いつもこんな環境だけだとまた支障があるけれど、今日のようにじっくりと考えを文章にする作業の日には、静かで、ツールが揃っていて、快適な環境が最高。家族に2時間で家にもどるね、という約束があったので、なごりおしかったけれどオフィスを出た。

コールセンター

インドへの出張が決定。世界でRespectされている大企業のコールセンタープロジェクトのコンサルティングを行うことになった。まずは現在急激に拡大しているインドにおけるコールセンターを仕事と生活の場としてのレベルを向上させ、今後世界各地でのコールセンター創りのスタンダード手法として位置づける。

コールセンターのオペレーターは、21世紀の工場ラインワーカーと同じ扱いを受けていると思う。養鶏場的な環境で、朝から晩まで同じ場所で同じ作業を繰り返す。違いは、単にモノではなくて知識を扱っているだけではない。工場ラインワーカーは商品の一部に影響を与えていたところを、コールセンターオペレータは会社のブランドを背負っていて、企業のどのレベルの社員よりもはるかに顧客と直接接点を持つクリティカルな存在だということ。

そのコールセンターの環境を企業にとっても、働く人にとっても良い環境として創る。形をスタンダード化させるのではなく、手法(kata)をスタンダード化させるという事で合意頂いた事がとても嬉しい。

この手法には、今まで私が学んできた全てを組み込む。人の五感を生かした場創り、社会的、心理的、生理的、物理的な要素を全て考慮する。もう5,6年前からインドに行ってみたかった。行ったことのある人達は、口をそろえて「人生観が変わる」と言う。そんなインドで学んできたことを活かせる場創りができることは限りなく幸せだと思う。きっと予想外の事だらけでクリエイティブに色々とやっていかないと進まないと思うが、楽しみだ!

June 21, 2003

嬉しかったお礼のメール

お世話になっております。

スチールケース本社には、大変充実した訪問をすることができました。また私たちにとっては過分とも思える丁寧な対応をしていただき、恐縮するとともに大変感謝しております。どうもありがとうございました。

正直申しまして、そのスケールと内容に圧倒されて当方から十分なお話をさせていただくことができませんでした。もしKeithさん、Loanneさん、そして大変参考になる説明をしていただいたR&D ManagerのJosephさんに連絡を取ることがありましたら、その旨を伝えていただければ幸いです。

また、その後の出張でNewYorkに移動し、NYのショールームも見学させていただきました。突然の訪問にもかかわらず快く応対していただき、さらに感謝しております。ライブショールームということで私としましてもさらに具体的なイメージを持つことができました。

私が出張から日本のオフィスに戻るのは来月になってしまいますが、早々に須田様に連絡を取らせて頂きたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

May 09, 2003

ワークプレイスという空間

世の中デザイナー、設計士無しでは成り立たないし、多次元な思考を持ってモノつくりをするのもデザイナー、設計士だと強く思っています。その反面オフィス創りに関しては(特にコンサルが入った)、ファンクション側が最重視になってしまうので、クリエイティブなデザインの足かせになっているように思います。

ミーティング中も、その後もずっとミーティング中で感じた空気が何だったのか一生懸命考えていました。全然解らなくてギブアップモードにも何回か入りましたが、苦しんだ後で色々と今まで見えなかった事が見えるようになり、とてもハッピーになりました。

今日行き着いた考えとしては、オフィス創りをする際にコンサルが入り、同時にクリエイティビティの高いデザイナーが入ると、両方が出す強いアイデアが両方とも壊された形でオフィス創りがされてしまうと思いました。どちらかが最終のコンセプトまでしっかり創った所にアドバイザーという立場でもう片方が参加しない限り、とんがった優れた空間はつくれないと思いました。

May 01, 2003

タイトル決まりました

榊田さんのblog読んでますよ〜というコメント、一瞬嬉しいでしたが、結構ギクッ!としました。関さんがテストカウンターを付けてくれたので、まあ誰か読んでくれてるな、なんて思ってはいましたが、ホントに読んでいてくれるということは、今まで適当にまずはエントリーをアップして、その後でゆっくり変な所とか調節しているというスタイルってまずいな、と今さら焦っちゃいました。もう少しちゃんと文字や文章の確認をすることにします。

以前自分のタイトルを何にしようかなというエントリーを書きましたが、やっと先日決まりました!会社の同僚の方々とも色々と話し合ったんですが、CbPで決定。スチールケースで今(というか、もうしばらく前からなんですけど)提案している、Community Base Planningというコンセプトがあるので、Community-based Plannerの意味合いになります。でも実はCool Business Personがメインです。KDIの方々のように、一目見れば仕事として何をしたいか解るようなタイトルにしたくて一生懸命考えましたが、これだ!というのが中々ありませんでした。そこで、久保田さんから紹介頂いた五感商品の創りかた:スローなビジネスに帰れ2の阪本さんのタイトルがDDKで、いつもギャーギャー言っているからドナルドダックの略というのを読んで、この辺ならいけるかも!と考えたところCbPを思いつきました。

2年程前から、活気のある都市をメタファーとした建築やオフィス創りのコンセプトが現れていますが、Community-based Planningはそれこそ5感を生かした人中心のワークプレイス創りのコンセプトなので、私の目指しているコンサルティングの形にぴったりだと思っています。また、これから日本においてスチールケースのワークプレイスコンサルティングのブランドを強化させる立場もあり、スチールケースのメインコンセプトであるCbPを自分のタイトルにしてしまう事で、これから内容的に大きくなりたいという思いも表現できるかな、なんて気持ちもあります。でも何をするにもCool Business Personでありたいです!

厳しいSさんにも「やればできるじゃない」と今回は認めて頂き(汗)今名詞を作ってもらっています。今度お会いする際にお渡ししますね。

April 27, 2003

生活の一部としての仕事の場

日中の気温24度、そよ風、青い空と白い雲。
最高のお天気に恵まれたゴールデンウィークの始まり。

昨日は一日昇君と二人でお買い物。この頃何をやっても
ついビジネス、総合的なライフスタイルの点から物事を
見てしまいがちだけれど、昨日は本当に面白い気づき
が沢山ありました。それについては現在英語エントリー
作成中。

今日は久しぶりに朝夕と2回自転車に乗りました。
朝は横浜国際競技場まで自転車で行って、3男の
かんちゃんとテニスの壁打ち。幾つかテニスの壁打ちに
絶好の場所があって、私達が11:00に着いた頃には、
もう他の家族とかがあちこちで壁打ちをしたり、ローブレ、
キックボードで楽しんでいました。きっと来年の今ごろは、
ここも人でいっぱいになるんだろうな。家から半径10キロの
エリアには新築のマンション、一戸建てがガンガン建てられて
いて、その人達もお手軽にテニスとか思いっきりできる
場所を探すだろうから。

夕方は、次男、3男とその友達を長男にまかせて、昇君と
早渕川から仲町台へ続く緑歩道を走りました。この緑歩道
添いは上手くデザインされたコミュニティーだと思う。
丘を生かした公園、住宅街、公道から入りやすいエントリー
ポイント、人の集まりやすいベンチのある場所が沢山ある。
仲町台の駅のすぐ傍にある、その緑歩道沿いのパークサイド
カフェ
でお茶をしたんですが、森の中の公園と一体化した
空間、満足な音響、透明でフレンドリーなサービス、もちろん
美味しい食事と飲み物で思いがけなく一瞬バカンスにタイム
スリップしたような気分でした。

今日は最高に楽しい一日だったけれど、(もちろん3人のヤロー
どもの喧嘩には、ついキレてしまいましたが)かんちゃんとの
時間も、昇君との時間も、日頃仕事をしながらでは中々作れない。
仕事とリラックスに簡単に切り替えられない事もあるかも
しれませんが、やはり一番の要素は、時間。毎日片道1時間の
通勤では、本当の意味でのリラックスの時間をそれ以上に
作る事ができない。もっと朝早く起きて仕事をすれば良いのかも
しれない。でも問題なのは、仕事の場が未だに生活の一部と
なっていないのからではないでしょうか?もっと収入が
良かったら、広尾有栖川公園の傍とか、恵比寿ガーデンプレイス
の傍とかに住めて、豊かな生活と仕事のミックスになるかも
しれない。でも現実としては、比率的には仕事の場が生活と
離れている人の方が多い。

どうやってこのような場創りをしていけば良いのでしょうか?
是非とも実現させたいです。


April 18, 2003

いつワークプレイスを変えるのか

先日のメールのやりとりから:

受信メール

昨日はお忙しい中、貴重な時間を割いていただき
ありがとうございました。私自身の力は微力ですが、
イノベーション創出のためのワークスペースを
少しずつでも改善していきたいと思っています。

昨日の話の中でもありましたが、現在展示中の
ポスタを所内に掲示して所員の目に触れる機会を
つくるなどしていきたいと思っています。

昨日の午後からの研修は、人材育成と活性化に
関するものでした。その中でも活性化に上下の
コミュニケーション、左右のコミュニケーションと
いったコミュニケーションの重要性も議論しました。
まさにワークスペースはコミュニケーションにとって
重要な位置を占めるもので考えていかなければ
ならないことを再認識しました。

また、何かの機会に ご相談するかもしれません。
今後とも、よろしくお願いします。

送信メール:

メール有難うございました。
こちらこそ、昨日お忙しい中、お出で頂き誠に有難うございました。

ポスターですが、会社の方向性、あらゆる情報発信には、
非常に効果的です。はっきりしたメッセージと、デザイン性で、
上手く見る方たちに影響を与える事ができると思います。
より効果的なメッセージのために、外部のグラフィック・
デザイナーを使えればベストですね。もしも必要であれば、
ご紹介します。

よくある話では、会社の業績、状況が悪くなり始めた際に
ワークスペースを変えればそれが変わるかもしれないという
発想でオフィスの改装をするというのがありますが、
十分ご存知かと思われますが、ワークスペースを変える
ことが会社の業績、状況を良くするきっかけには
なりえません。ワークスペースは、柴川さんが仰る通り、
人材育成と活性化のため、または具体的なケースでは、
既に変化しつつあるワークスタイル、ワークプロセスに
見合った場に変えることに価値があります。
コミュニケーションも、既にコミュニケーションが起こっている
人達が、より話しをしやすくするスペースを創ることに
価値がありますよね。

今後何かありましたら、どうぞお気軽にご連絡下さい。
私どもでお役にたてれば幸いです。

April 11, 2003

都市開発とワークプレイス創り

名古屋に2日間、その後シドニーに5日間行って来ました。
名古屋では、桜が満開!その1週間前は、全く咲いていなかったのに。
刈谷から名古屋まで車での移動でしたが、最高のドライブでした。
シドニーには日曜日の朝に到着しましたが、これまた最高の天気!
初めてのシドニーでしたが、スターシティカジノホテル周辺の
ピアモント、ダーリング・ハーバーロックスを歩き回り、1人で
したがたっぷり楽しめました。

都会の一日を楽しめた大きな理由は、やはり環境ですね。
とにかく眺めが良い!海と、リズミカルな間のあるビル街。
新しい建物と、昔ながらの建物が上手くブレンドしていました。

初めてシドニーを訪問した私でも、スイスイと色々な場所を
見ることができたのは、分かりやすいサインが街中ちょうど良い
場所に展示されていたから。(英語だけというのが残念な所)
デザインの良さです。ローカルも、観光客も、いつも行く場所で
なければ、良い標識が無ければ、すぐに迷ってしまう。
デザイン性が良くなければ、美しい町並みも台無しになる。

あらためて、街づくり(場創り)のデザイン性の大切さを
感じました。スチールケース社では、コミュニティ・ベース・
プラニングで、活気のある都市開発のデザインを、ワークプレイス
デザインのメタファーとして語っていて、社長のアーニー・グリア氏が、
その一例でシドニーを取り上げていますが、今回シドニーを訪問して
メタファーをより深く理解できたように思えます。

美しさは人を感動させますが、その美しい場に慣れたら?
その前の状況を知っている人は、馴れても感謝の気持ちを
持ち続けると思います。でもやはり美しいだけでは意味は
無いわけで、情報が簡単に伝わる標識もとても大切。
場にも仕掛けが必要なんですね。


March 27, 2003

場のブランディング

先日沼澤さんのグループと刺激的なディスカッションの後
新幹線の中でいつものようにぼぉっとしていました。
すると、ここ一年半散々仕事の可視化について話してきた
事が、やっと納得できるようにまとまった。
幸せな瞬間!

場のブランディング、仕事の可視化と聞いても、今までは簡潔に、
解りやすく説明ができていなかった。いつも言葉を沢山使って
説明していましたが、それはこういうことだったんです:

人は、シンボルに執着する。
アメリカ国旗を見ると、今はブッシュの戦争を思う。
ナイキのSwooshを見ると、カッコいいスポーツを思う。
お箸とお茶碗を見ると、ご飯を食べる場所だと解る。

だから、人の職場に自分の仕事の意味がシンボルとして
現れていなければ、人は何が仕事の成果か忘れてしまう。
その企業を訪問している客は、企業のシンボルが見えないと
企業を強烈に記憶に残す手立てが無い。

自分の会社の商品、サービスを必要としているのは誰か。
会社の利益は何を売って出ているのか。自分の作っている
商品は寿命が終わった際に最終的にどこかに埋め立てられて
しまうのか。

作る現場、使われている現場から離れて、それが見えなくなると、
人は必ずユーザーのいる現場で大切なものが何か考えなくなる。

仕事の効果を上げる、イノベーションを促進すると言っても、
人は性質として、見えないものには対応できない。だから場の
ブランディング=仕事の可視化=自社の商品とそれを使う人達を
見えるようにする事=モノ、ポスター、インテリアグラフィック等で
それを表現する、という事なのだ。

多くの大企業が苦しんでいるのは自分と顧客を繋ぐシンボルが
殆ど見えない状態だから。圧倒的な数の企業では、社員が毎朝
会社について個々の仕事の場に落ち着くまで、自分の会社の
商品をユーザーが使っているシーンの写真など殆ど無い。それどころか、
個々の担当している商品の現物、写真でさえ目に付くところに無い。

あまりにも多くの総務関係の社員が、会社の商品ユーザーのメリット等
考慮しないのはそれが大きな理由なのではないでしょうか?

人はシンボルで考える。70%以上の情報は、視覚から得る。
それが解っていながら、どうも解りやすい説明ができませんでした。
でも何て単純な答えだったんでしょう!もちろんこの問題を
解決することが全てではありませんが、かなり効果がある事でしょう。


March 12, 2003

点と点をつなぐ線

今日一緒にランチに集まった方々には
予想通り刺激を受けました。
いや、それっておとなしすぎる表現かも。
今日集まった面子には凄い可能性があって、
タイミングと組み合わせ方によって、
ものすごい化学反応を起こすかもしれない。
ワクワク、ドキドキです。

大野さんが言っていた、「点と点をつなぐ線」
という表現頂きです!
これから自分の仕事を説明するにあたり、
大いに使わせて頂きます。
Thank you, thank you, thank you!

広尾に戻って来てから、佐藤さんから教えてもらった
ワークプレイス・ラーニングについてのインタビューや、
そこからクリックしたコミュニケーション&
コラボレーションツール
についてのインタビューに
目を通した時に、「点と点をつなぐ線」の価値を
改めて理解しました。

今やコンセプト、物事の説明、ありかたについての情報は
結構手に入れやすい。いわゆるおおざっぱな形式知
でも、その反面コンセプト、物事をあるべき姿にして実行する
という事がなかなかできない。

多くの企業がこの問題に直面しているのでないでしょうか?
コンサルタントが一般的な形式知をレポートでまとめてくる。
でもそれを社内で実行させるには、誰かそれができる人が
必要になる。

「それができる人」というのが今の世の中、まだ少ない。
「それができる人」は、点と点をつなぐ線。

一緒にいる人に対して敬意を持って接し、
本当に何が必要か見極めて、一緒に進んで行って
くれる人。

私はまだそういう人は何と名づけられているか
知りませんが(名前がついていないかも?)
それが私の働き方を変える、イノベーションを
促進するワークプレイス創りにおいて
得意とする所だと認識しました。


仕事はというと

で、仕事は?というと、基盤を固めるフェーズかな。
今日は15:30から19:00までず〜っと
喋りっぱなし。
3組の来客がありました。
ワークプレイスのありかたについて、
イノベーションを起こすワークプレイス創りについて
現在何が起こっているのか。何が大切なのか。何をすべきか。
作る側の人達、中小企業の社長を相手に、主に私が
語る側でしたが、貴重な意見交換にもなりました。

明日も語り合う日です。
明日は若くてユニークな人達とランチだから、
楽しみ、楽しみ、楽しみ!

March 10, 2003

タイトル(私の仕事)

久保田さんのSexyーWorks Stylistというタイトル
最高だと思います。
ずばり、何のために仕事をしているのか解る。
働く人達が、自分の仕事に熱い思いをもてるように
なるための仕事のスタイルを提案していく。

富士ゼロックスKDIの方々はそれぞれ
かっこいいタイトルをご自分で考えてつけていますが、
Leif Edvinssonや、Tom Petersがしばらく前から
言っているように、自分の仕事が解ってもらえるタイトルが
必要なのだと私も思います。

それでもう1ヶ月以上も自分のタイトルについて
考えて相談してはダメ、というのを繰り返していますが、
今日もそれをやっていました。

私「じゃあ、Workplace Change Agentというのは
どうかなぁ?」
佐藤「日本語だと、Agentってイメージ良くないからダメだよ。」

いっそ何とか職人にしようかな・・・。
でも私はコツコツタイプじゃないからなぁ。
(どうしようもなくあてにならない20代から、
やらなきゃならない事ができるようになった30代。
40代でコツコツできるようになったら、
凄い事ができるかも!)

人から聞く自分の良さって言うのは、
元気がいい、前向き、enthusiastic、aggressive.

それを一言にひっくるめて、現場で周りを
巻き込みながらワークプレイスとワークスタイル
を変えていくってなんていえば良いのか・・・。

広告代理店的なひらめきよ、そろそろ
出てきてくれ〜!

見えてきたやるべき事

blogに何を書けば良いのか結構悩みながら
書きつづけて2週間経ちました。
26歳の頃から書きつづけている
ジャーナルみたいに、思ったこと、
考えたいことを片っ端から書くわけに
行かないし。
登場人物に対して申し訳ないから。

でも、2週間書いている間に、
自分がネットで何をするべきか
見えてきました。

それは、できるだけ早くホームページを
立ち上げるという事!

仕事にこれだけ多くの時間とエネルギーを
費やしているのに、家族について、アートや教育に
これだけ言いたい事があるのに、今ネットを通じて
発信せずにどうする?!

blog書いていて結構苦しいでしたが、
(日本語だし、ジャーナルみたいに何でも
書くというわけにはいかないし)
ずいぶんプラスになっています。

yukiさん、sekiさん、有難う!!!!!