「細分化された市場を狙え」 - マーケットプレイス・ガイドブック

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この前ニューヨークで、久しぶりにカカクコムのCTO/COOやOpen Network LabのCEOなどデジタルガレージ・グループの要職を歴任された安田さんにお会いしました。彼はサンフランシスコに来て5年目、私はニューヨークに来て3年目と、お互いに前回に会った時とは住んでいる国が変わっているだけでなく、勤めている会社も当時から変わっていたんですが、お互いに変わらずにテック業界が好きでアメリカに来てしまうというのは、私たちの世代でインターネットに魅せられた人たちの共通項なのかもしれません。

さて、安田さんが最近「A guide to Marketplaces (マーケットプレイス・ガイドブック)」を日本語訳したとのことです。

A Guide to MARKETPLACESの日本語訳

このガイドブックを翻訳してみようかな?と思った理由は、インターネットのマーケットプレイスのことが体系立てて書かれていて、どういった市場を狙うべきか?それはなぜか?マーケットプレイスを立ち上げ育てる方法、どのKPIに固執すべきか等、事例を含めて分かりやすく解説されています。

「マーケットプレイス」は、20年以上前のインターネット・ビジネス黎明期からインターネット上でビジネスをする上で避けては通れない概念でした。マーケットプレイスのビジネス構造を把握しておくことは、自分たちのビジネスの立ち位置を客観的に見るために、今も不可欠でしょう。

実際、シェアリング・エコノミーの代表格であるUberやAirBnBなどは「新しいタイプのマーケットプレイス」の代表格として、本書では「オンデマンド・マーケットプレイス」として紹介されています。

AGuideToMarketplaces_Banner.png

FabCafeを核に起業の促進と成長機会を提供するFabFoundry

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米ニューヨークで立ち上げるシード・アクセラレーター「FabFoundry」からの続きです

FabCafeは2012年春に東京・渋谷で営業を開始した、レーザーカッターや3Dプリンターが設置してあるカフェ。モノづくりの楽しさを、最新の技術である「Digital Fabrication (デジタル製作。いわゆるデジタル技術を利用したモノづくり)」を通して広めていくことを目的とした「クリエーターのコミュニティ」といった方がよいかもしれません。

世界中で広がっている「ものつくり革命」のムーブメント、"FAB"

オープンで、居心地の良い空間で生まれるクリエイティブコラボレーションは、次世代のものづくりを変えていくと信じています。

私はFabCafeのコンセプトが、1990年代半ばに出てきた初期の「インターネット・カフェ」と重なりました。インターネット・カフェとその後に起こったネット・ブーム、そしてインターネット・ビジネスの起業を促進する「インキュベーター」という流れが、今度は3Dプリンターを代表とする「デジタル製造技術」と「IoT(モノのインターネット)」で起きるのではないかというのが、そのときの仮説です。

Startup Ecosystem at FabFoundry

FabFoundry設立と、ニューヨークでの仕事の関係について

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先日、「FabFoundry社を設立」というお知らせをしたところ、一方で「シックス・アパート取締役退任」や「Infocom America取締役就任」などの情報もあったために、それぞれの関係が分かりにくいとの指摘を受けました。ですので、まずは現在の状況を簡単にご説明します。

Infocom America社の主な業務は、米国内におけるインフォコム社の事業投資先の選定と出資の実施です。私のInfocom Americaでの役割は、ニューヨークを中心とする米国東海岸地域のスタートアップ企業を、この業務の対象に加えることになります。というのもInfocom America社はカリフォルニア州サンマテオを拠点を持ち、ベンチャーキャピタルの米Fenox Venture Capitalと連携しながらシリコンバレーのスタートアップ企業を対象にすでに事業投資業務を実施しているからです。

一方、FabFoundry社は、ニューヨークでハードウェア企業のアクセラレーター事業と、そのベースとなるFabCafe NYCの営業を始めるべく、すでに米国人社員3人が働いています。

FabFoundry Members at Impact Hub NYC
写真右の女性が共同創業者のKristen Smith、写真左の男性がデザイン・ファブリケーション担当ディレクターのBrian Leeです(真ん中が私です)。

米ニューヨークで立ち上げるシード・アクセラレーター「FabFoundry」

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新会社「FabFoundry Inc」を米ニューヨークで始めました。FabFoundryではデジタル技術を活用したモノづくり(Digital Fabrication)をするスタートアップ企業を育てるシード・アクセラレーター事業と、気軽にモノづくりを始められるアイディアを育てられるモノづくりコミュニティ「FabCafe」を組み合わせた、新しいタイプの「インキュベーター+アクセラレーター」の事業を立ち上げる予定です。

現在は自己資金と一部のエンジェル投資という最低限の運転資金で経営しています。ただ今秋のFabCafe NYCの開店と、今冬のFabFoundryアクセラレーター・プログラムの開講に向けて、本格的な資金調達(シード資金)を始めるフェーズに入っています。10年前のSix Apartでは、資金調達に長けた経営メンバーが矢継ぎ早に資金調達やM&A(合併・買収)をまとめてくれたので、私は必要に応じて頼まれた資料を出すだけでしたが、今回は自分が主導しなければならず、本当に苦労しています。でも、それも含めて経験ですので、せっかく与えられたニューヨークでの資金調達の機会をやりきれればと思っております。

高広さんと、ブロガー&広告系のイベント企画してます

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ブログMediologicスケダチタカヒロさんと一緒に、ブロガー&広告系を集めたイベントを企画しています。

Nori Takahiro & Nob Seki Present: Communication Technology & Business Boot Camp #1

機能不全に陥っている既存メディアの「常識」を破壊するソーシャルメディアを牽引する「ブロガー」と、「破壊」の次の「創造」に不可欠なソーシャルメディアのビジネス化を推進する「広告系」。この二つの「ネット・トライブ」が出会うことで、ソーシャルメディアの次のムーブメントを作り上げられる「かもしれない」イベント。

決まっているのはNori Takahiroのマッチョな基調講演とNob Sekiのユルいトークだけ。残りの時間は、参加者みずからがイベントを作っていくunconference方式を採用。率先してプレゼンするもよし、ひたすら聞き役に回るもよし、全員で何かを作り上げる時間にするも、それはみんなの意志次第。

熱くてもクールでも、アクティブでもナマケモノでも、何かが生まれる(かもしれない)瞬間に立ちあってみたい、そんな思いがあれば、ぜひ参加を!

タカヒロさんもブログに書かれていますが(「2010/1/9-10 合宿やります、伊豆で。」)、積極的な参加をぜひ!

リーダーシップとマネジメント

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UIEの中島さんのエントリーを見て、非常に共感しました。ちょっと長いのですが、一部を引用させていただきます。

Life is beautiful: リーダーシップについて思い出したこと

アナウンサー: 今回の被害は10万人もの人々が市内に残ったために被害が大きく広がったのですが、政府としてはどう見ていますか。
Fema(のトップ): 10万人も残るとは全くの予想外でした。
アナウンサー: しかし、貧困層の人達が移動する手段を持っていなかったことは前もって分かっていたんですよね。なぜバスを手配するなどしてあげなかったんですか?
Fema: 私達としても、市にバスを手配するように指示したんですが、市側が十分なバスを手配してくれなかったんです。

記憶を呼び起こしたのは、この「市にバスを手配するように指示したが、市側が十分なバスを手配してくれなかった」という言い訳である。私が米国のマイクロソフトで働き始めてまだ日が浅い頃、ソフトウェアの開発に関連して似たような言い訳をビルゲイツの前でした人間がいたのだが、その瞬間にビルゲイツは机を叩いて真っ赤になって怒り始めたのだ。この場面にビルゲイツがいたとすれば、こんな感じになる。

ビルゲイツ: (机を激しく叩いて)市側が十分なバスを手配してくれなかっただって?バカなことを言ってるんじゃない。市側が適切な対応をしなかったら、市長の首をねじ上げててもバスを手配させるのがお前の仕事だろう。それでも市が動かなかったら、隣の市からバスを借りて来るなり、軍にトラックを手配させるなりして、何としてでも市民を非難させるんだ。
Fema: しかし、市も軍も私の指揮権の及ぶところではありませんから…
ビルゲイツ: (ますます真っ赤になって怒って)指揮権がなんだっていうんだ。人の命がかかっているんだぞ。軍に要請を出して動いてくれなかったら、大統領に電話して命令を発動してもらうのがお前の仕事だろう。何のためにお前に高い給料を払っていると思ってるんだ。

ビジネスに限った話ではないが、ある特定の目的を達成するために多くの人は日々努力をしている。それが、目的の達成という当初の目標がいつしか意識されなくなり、手段が目的化してしまうことは、日々おこってしまう。そんなとき、この話を思い出すようにしたいものです。

FriendRankという発想

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Connecting networksCNET Japanの「梅田望夫・英語で読むITトレンド」を読んでいたら、今日はソーシャル・ネットワーキングについて。特に後半に「FriendRank」というコンセプトの話が紹介されていて興味深かった。

CNET Japan: 梅田望夫・英語で読むITトレンド: ソーシャルネットワーキングがブレークするには

PageRankならぬFriendRankという発想
そしてたぶんいちばん面白かったのが、Jeremy Zawodny's blogの「FriendRank」である。タイトルからだいたい想像がつくかもしれないが、GoogleのPageRankに相当するFriendRankアルゴリズムとその実装が必要だという指摘だ。

私はこの発想をBlogのつながりに利用できないかな、と思っていて、もう1年ぐらい前に、半ばたわごとのように「Trusted Trackback」という形で実現できないか、と書いたことがある。

まだ、このFriendRankの記事を読んでいませんが、昔に書いたTrusted Trackbackの記事が英語なので、とりあえずそのときの考えを日本語にするところだけやっておこうと思う。

サービスとリスク

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8月末に購入した某社の水冷パソコン。静かなので居間に置いておくには最適なのですが、導入当初からちょっと不安定でした。

購入日、DVDが再生できるというので、購入したビックカメラでつけてもらった販促用DVD(イメージビデオみたいなもの)を再生したところ、1分ぐらいで突然電源が落ち、再起動後はDVD再生ソフトのexeファイルが消えてしまう、という恐い症状。システムの復元で元に戻り、その後そういった症状は起きていないのですが(というか、恐くてDVDはPS2でしか再生していない…。5.1chに対応していないし)。

その後、次に問題になったのは、付属のリモコンで「停止」「巻き戻し」「早送り」の3ボタンが効かなくなったこと。ジョグダイヤルのようなもので、巻き戻しと早送りはそれなりに対応しているものの、停止できないのは結構イタイ。

3カ月ガマンしてきたのですが、やっとサポートと話す時間もとれるようになってきたので、意を決してサポートに対応をお願いしました。

ところが…