MOT: 技術のMBA?

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早稲田が来春から早稲田ビジネススクール(WBS)を開校する。
慶應ビジネススクール(KBS)がハーバード流のケース主体なためか、
ビジネススクール事業への参入が遅かったためか、
WBSはMOT(Management Of Technology)をハイライトしている。
MOTとは一言で言えば、日本の強みである「技術」を、
どうビジネスにつなげていくか、というところを
マネジメントを主体に教えていくプログラムだ。

もちろんMBAプログラムのコアは、他のビジネススクールと同じく、
広範囲なマネジメント・スキル習得だが、
欧米の多くのビジネススクールが
EMBA(Executive MBA)に軸足を移しつつある昨今、
MOTをEMBAの目玉にしようという早稲田の考えは、
マクロ的には正しそうだ。

ただ、ビジネススクールの経営の視点からは、
果たして企業がMOTという教育を欲するのか、
MBAの基礎的な教育なしで、
MOTの授業を週末に集中的に受けるだけで、
先端技術をベースにした事業の創造が可能なのか、
ミクロレベルでは疑問は尽きない。

とはいえ、新しい試みで、さらに日本の強みを伸ばそうという試み、
ぜひ支援していけたら、と思うのであった。


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コメント(3)

Hidehiro MATSUMOTO

sekiさんの意見とどうように、MOTに必要なのは、マーケティングの「実感」がengineerの腹に落ちるかということ。元エンジニアの自分にとって多くの座学よりお客様の辛辣なコメントが一番の勉強になった。頭でっかちの権威主義的な学問でどんなものがでてくるのだろう?

nob seki

松本さんのコメントを見て、
僕がbschoolのエッセイで書いた
「Why MBA?」の一節を思い出した。
引用してみると

> Marketing is perhaps the most important
> because too many startups still assume
> good things always attract people.

EC分野でEntrepreneurshipをやりたい、
というのが当時のBschoolの志望動機。
最近、マーケティングやブランドの
ビジネス書が大量に出ているのは、
もしかしたら、マーケティングをやらないと、
という意識の人が増えたからでしょうか?

とにかく僕の昔からの思いである、
技術が強い人を、ビジネスに強い人に結びつける
というのを、来年になって、またやっていけるかどうか、
ここを課題に頑張りたいと思います。


maki

技術が強い人をビジネスに強い人に結びつける。

それが簡単にできたらどんなに良いだろう。と思う反面、
それを望んでいる技術者がどれほどいるだろうも・・・。

何を隠そう、うちなんか数字に強い編集者、数字に強いデザイナーがいたら、どんなに良いだろうと(笑)
時々いますけど。そういう人は、確かに儲かっている。

けれど、そんなこと考えてないデザイナーの方が楽しそうにデザインしてたりするのも、決して否定したくなかったりする。

そんな世の中が好き。