社会起業家(Social Entrepreneur)

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昨晩、東京財団が開催するセミナー「虎ノ門DOJO」の「社会起業家シリーズ」の第1回に参加した。

利益最大化を目指す、純然たるビジネスでもなく、社会的使命に突き動かされたピュアなNPO(Non Profit Organization)でもない、新しい形のビジネス。その原動力となってきた社会起業家たちの取り組みは、一般的なベンチャーの成功にとっても、参考になる部分がたくさんありそうだ。

僕が師事したEntrepreneurshipの教授たちは、口々に「Mission」の重要性を説いていた。多々問えばJohn Nesheimは「Missionがないベンチャーは、仲間が一丸となって苦しい時期を乗り切るのが困難だ」と言って、プレゼンテーションのMissionに対して良くコメントしていた。ふつうの起業家の最も大きなインセンティブはおカネだと思うけど、社員全員に共通の思い(=Mission)がないと、困難に突き当たったときに乗り切れない。おカネのインセンティブが極端に小さいNPO型のベンチャーでは、Missionの重要性がより高いのは、想像に難くない。昨今の厳しい経営環境の下では、ふつうのベンチャーでもMissionの重要性が問われてくるのではないだろうか。

(Social EntrepreneurについてはETICサイトに詳しい)


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(ひきこもり経営者の)ストレスの溜まり場 - Topでいたいのか? (November 20, 2003 1:00 AM)

深夜ではあるが、感動した. 自分自身の行動に感動した. 私の とある新規プロジェクトで、自分から 「その時の代表は頼む」 と人に言っていたこと. そう、小学校の児童会も、中学の生徒会も、高校の同好会も、 そして今持っている法人ででも、 自分が代表で在ることに 続きを読む

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nob seki

第1回の講演で、なんといっても印象深かったのは、20年にわたって市民型公共事業という活動に従事している飯島博さん。アサザプロジェクトなどを推進してきた彼の言葉には、重みがある。

彼の活動の詳細はここでは割愛するが、彼を成功に導いたのは、高い使命感(Mission)に加えて、たぐいまれな戦略的思考能力と、明確なビジョンを示す能力だったのではないかと思える。

例えば「アサザという水草を使って、霞ヶ浦の波を抑える」という活動一つ取っても、この活動を単独のものにとどめず、活動そのものを周辺地域の小学校の組織化や林野事業の推進に結びつける着想と実行力は、戦略的な思考なしでは築き得なかっただろう。

飯島氏は成功の秘訣を聞かれ、それが行動力に裏打ちされたビジョンにある、と説明している。「従来の市民運動のビジョンは、『このまま行くとダメになってしまいますよ、だからダメになる前に何とかしましょう』というもの。これでは、ヤル気を起こさせることなどできない。これに対して、霞ヶ浦を元に戻す小さな可能性をアサザに見いだし、それをビジョン化したもの。それが『アサザプロジェクト』だ」。

(つづく)