前向きだけど楽観的すぎ?

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Tim Koogle
現地レポートが途中で終わっちゃったのですが、IT関連企業のトップが集まるカンファレンスETRE2002(スペインのセビリアで開催)で、元Yahoo!のTim Koogleが「テレコムの行き過ぎ投資がWorldComやGlobal Crossingの倒産につながったしテレコムは今苦しんでいるが、良い面を言えばインターネットに潤沢な投資がいきわたったおかげで、ネットのユーザーは増えるなど、生活に完全に定着した」と言ってました。ほかにもITバブルを作り上げた経営者とかあおったVCとかが、まぁ今までのことを棚にあげていろいろ言ったりもしてましたが、こういうダウンターンのときに、前向きに行く活力があるのがアメリカのいいところでもある。

僕がスペインに行く前の電車で読んでいた雑誌とかに、「もう国は信じられないから、こうやって税金をとられないようにしよう」とかいう記事を散々見ていて、それでその後にこういう人たちと話していたら、ふと「日本人の多くは、このまま進むと衝突する船に乗っているようなものなのに、誰かが舵を切ってくれるのを待っている。そして、きっとぶつかっちゃうだろうから、今から被害を最小限にする方法ばっかり考えてて、多少リスクがあっても舵を切って衝突を避けようとしないんだ」とか思ってしまった。この話を、ETREに来ていたイー・アクセスの千本さんにしたら、しきりに面白がってくれました。


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コメント(1)

nob seki

もっとも、前向き過ぎて無責任に感じさせるところもある。


著名VCがそろったパネルでは、Tim Draper(左から二人目の座高が高い人)なんかが「米国にはしっかりした破産法(bankruptcy law)があり、一度失敗しても再チャンスが巡ってくる」と楽観論を繰り返していたが、それに業を煮やしたパネルの参加者から、「売り上げがあるにもかかわらず、出資者であるVCから会社を清算すべき、と言われた。安易な清算を促すことにならないのか」と詰め寄られる一幕もあった。

ひどいLiquidation Preference、株価対策の会計操作など、ネットバブル期の失敗を教訓に、新しい投資スキーマを育てていかないと、これからのハイテク業界を再牽引していくのは難しいのではないだろうか。