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ローマ人の物語XII「迷走する帝国」

迷走する帝国先週のエントリーに書いたのですが、やっと塩野七生さんのローマ人の物語シリーズ最新刊である「迷走する帝国」を読み終えました。

今まで教科書レベルでは全然、全容が分からなかった「軍人皇帝」の時代について、時代背景のある説明があり、私にとっては初めて「どうして軍人皇帝が乱立したのか」を知る、いい機会になりました。

ローマ人の物語シリーズは、作者である塩野七生さんの考えが色濃く反映されていて、歴史的に見て必ずしも支持されている話を紹介しているとは限りません。だからこそ「物語」なんでしょうが、それでもこれが「物語だ」と意識している限り、こうした口調でスパっと歴史を切ってくれると、読んでいる方は小気味いいです。

そういう意味では、中国史の物語を書いてくれる宮城谷昌光さんの本も、分野は異なるものの、そういった爽快感を感じさせてくれる点で、非常に好きです。最新刊の管仲でも、もはや管子ぐらいでしか分からない管仲の像を、宮城谷氏独特の感性で描いてくれています。と、宮城谷氏の作品については、また折を触れて取り上げることにします。

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ローマ人の物語 (12) -迷走する帝国 92年から塩野七生氏が取り組んでいる 「ローマ人の物語」の最新刊。 「ローマ人らしさ」を徐々に失いながら 一貫しない政策と蛮族の侵入の中 国家としての力を浪費する帝国を描く。 [詳しくはこちら]

コメント (4)

宮城谷さんいいですよね!
歴史的観点とかは史実をしらないので全くわかってないのですが、単純に小説としてさわやかですよね。夏姫春秋や重耳を読んで不覚にも涙をながしてしまいました。

うちにはすべてがあるので、読んでないものがあったら、ぜひ教えてください。お貸ししますよ > ケンタ

えっとうちにあるのが
「孟嘗君」
「侠骨記」
「玉人」
「夏姫春秋」
「天空の舟」
「孟夏の太陽」
「王家の風日」
「史記の風景」
「晏子」
「介子推」
「長城のかげ」
こうやってみると結構あるなぁ。
楽毅、奇貨・・、重耳なんかは図書館で借りて読みました。あと太公望ものかなんかもよみました。
今「子産」を読んでいます。

確かに男の生き様を書いてますよね。 それもかっこいい。たまに占いのことを書いたり、漢字や資料から深読みしていく節も好きです。
ただ、高校の頃深くはまっていたので今は内容は思い出せないこともありますけど、よく泣いたりしながら読んでました。

nobさんのおすすめはなんですか?

昨日のエントリーにも書きましたが、泣ける系のものと、軽快なものの二つがありますよね。

それぞれから選ぶなら「孟嘗君」と「楽毅」ですかね。二つの話は、時代背景も近いし、そもそも楽毅は孟嘗君から薫陶を受けたことになっているのですが、味わいは割りと正反対で、それが好きな理由です。孟嘗君なんかは、時代劇映画にしたら、そこそこいいんじゃないかとさえ思いますね。孟嘗君の育ての親(名前ど忘れ)が、いいキャラクターです。

最近だと「沙中の回廊」も、なかなかオススメですかね。晋の宰相、士会の話です。

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December 30, 2003 11:20 PMに投稿されたエントリのページです。

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