ユニコーン企業が多数ある米国、では創業者の持株比率は?

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先ほど読んだPitchbookの記事に面白いチャートがありました。米国の未公開企業における、創業者の持株比率の推移の折れ線グラフです。

未公開テック企業の創業者持株比率推移
未公開テック企業の創業者持株比率の推移。中間値は上場直前で10%強

米国には企業価値10億ドル以上の未公開企業である、いわゆる「ユニコーン企業」が多数あることが、日本では半ば羨ましがられています。一方で、そうした巨大な未公開企業における創業者の持株比率を知ると、少し意外に思われるかもしれません。

Techstars IoTのデモデーに参加、ソリューション指向のビジネスが増えた印象

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1月12日に、世界に26か所(2017年1月現在)のアクセラレーターを持つTechstarsがニューヨークで始めた「Techstars IoT」のデモデーに参加しました。Techstarsはデジタル広告代理店のR/GAと組んでニューヨークでコンシューマーIoT向けアクセラレーター・プログラム(Connected Devices)を2014年〜2015年にかけて実施していましたが、その後は開催されていません。今回、Techstarsが単体で実施する「Techstars IoT」は、主にB2B(企業間)向けのIoT製品・サービスを対象にしています。

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Techstarsが開催した「Internet Of Things Day」

Betaworksが音声認識アプリやアシスタント製品向けアクセラレーターを開始へ

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ニューヨークのインキュベーターであるBetaworksは4月からアクセラレーター・プログラム「Voicecamp」を開始すると発表しました。VoicecampはAmazon Alexa(製品名Echo)やGoogle Assistantと連携するサービスや、音声認識の製品やサービスを開発するスタートアップ向けの7週間のプログラム。現在、参加希望企業の応募を受け付けています。

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日本国内では、Amazon EchoやGoogle Homeなどが登場していないこともあり、まだあまり盛り上がっていない音声認識系のアプリや製品ですが、いずれ操作系インタフェースの主流になりそうな分野です。もし意欲があれば、今のうちに米国で取り組んでみるのもいいかもしれませんね。

Amazon.comがプライム会員向けに還元率5%のクレジットカードを発行、でも新規性はあまりないかも...

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昨日Amazon.comが発表した「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」が、日本で話題になっているようです。

還元率5%のクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」をAmazonがプライム会員向けにリリース 00.jpg

魅力的なサービスを次々と追加することで有料メンバーのPrime会員を増やし続けるAmazonが、なんとAmazonサイト内で使った金額の5%が還元されるクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」を発表しました。

でも、これって米国のクレジットカードのさまざまな特典を使っている人からすると、それほど衝撃的なニュースではないかもしれません。確かに米国基準で考えても「5%還元」は大きいですが、実はAmazonは物理的なカードを発行しない「Amazon Store Card」(発行: Synchrony Bank)で、プライム会員向けの5%キャッシュバックを実施していたからです。

ニューヨークはハードウェアスタートアップに向いた街。ここでエコシステムの整備に貢献していきたい(FabFoundryって何?パート3)

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ここまでシックス・アパート出身の関が、なぜ米国でハードウェアスタートアップを支援するビジネスを立ち上げたのか説明してきました。(FabFoundryって何?パート1)(FabFoundryって何?パート2

今回は、なぜシリコンバレーではなくニューヨークなのか、また具体的にどういう事業を展開しているのかお話していきます。

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2014年男子テニス全米オープン決勝。日本人がニューヨークを舞台に世界一の座をかけて戦った

エコシステムが未整備なニューヨーク

ハードウェアスタートアップを支援するビジネス、というと「なぜシリコンバレーじゃなくてニューヨークなのですか?」と聞かれることがあります。確かにスタートアップといえばシリコンバレー。それは多くの方が抱いている印象でしょう。

私がニューヨークをFabFoundry起業の地としたのは、次の理由からです。

なぜシックス・アパート出身の関が「ハードウェア」を手がけるのか(FabFoundryって何?パート2)

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前回に続き、私が2015年からニューヨークで手がけている、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐスタートアップ「FabFoundry」のビジネスについてお話していきます。今回はよくご質問いただく、「ソフトウェア開発のシックス・アパート出身の関が、なぜハードウェアを手がけるのか」 に対する回答です。

ニューヨークでFabFoundryを起業

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は2003年から11年半務めたシックス・アパート日本法人の取締役を2015年5月に退任し、現在は顧問をしております。「シックス・アパートの関」という印象が強い方からは、「ニューヨークで何をしていらっしゃるんですか?」と質問を受けることがあります。現在は、2011年にシックス・アパートを買収したインフォコム社の米国子会社で、同社の北米事業に関する業務を行いながら、全く別の会社『FabFoundry』をニューヨークで起業し、両輪で活動しております。

FabFoundryは、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐプラットフォームを提供するスタートアップです。前回の記事で触れたように、米国のハードウェアスタートアップが陥りがちな「深刻な納期遅れ」を解消するべく、日本の製造業の手助けを受けて問題解決に向けた取り組みを進めているところです。詳しい事業内容については、次の記事をご一読下さい。

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将来の製造業は...(イメージ図)

ブログもハードウェアも「これから新しく成長していく領域」

シックス・アパートは 、Movable Typeをはじめとするブログ・CMSツールを開発・提供する、いわゆる「ソフトウェア」の会社です。その会社に長く務めた私が、「ハードウェアスタートアップ支援」と言っても、なかなかピンとこないかもしれません。「全然違う分野じゃないか」と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし私にとっては、「ブログやCMSも、ハードウェアも、自分がビジネスに携わった時点では、これから大きく成長していく潜在力がある領域」という意味では同じに映りました。成長分野にいるだけでワクワクしてしまいます。

米国ハードウェア・スタートアップを日本の製造業とつなぐ「FabFoundry」のビジネス(FabFoundryって何?パート1)

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新年あけましておめでとうございます。2015年にニューヨークでFabFoundryを立ち上げてから、早くも1年半が経ちました。今日は新年のご挨拶を兼ねまして現在、私がニューヨークで取り組んでいる事業について3回に分けてお話させていただきます。

日米で15年以上の経営経験を持つ6名

FabFoundry(本社ニューヨーク、以下当社)は、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐプラットフォームを提供しています。現在のチームは常勤・非常勤あわせて8名で、主要メンバーは日本や米国で15年以上の経営経験を持っています。

当社は、ハードウェアスタートアップが陥りがちな「製造」や「量産」といった問題を解決する各種サービスを、当社が運営するオンラインおよびオフラインのプラットフォーム上で提供します。事業概要についてはこちらをご参照ください(FabFoundryって何?パート3

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米国ハードウェア・スタートアップを日本の製造業とつなぐ

クラウドファンディング人気の裏で発生する深刻な「納期遅れ」問題

米国ではKickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングサービスでお金を集め、製品を提供するハードウェアスタートアップが増えています。例えばクラウドファンディング最大手Kickstarterが2015年にハードウェア関連(「Technology」と「Design」のカテゴリー)で資金集めに成功したプロジェクトの総額は、なんと約3億2000万ドルにのぼります。

日本円にして数億円単位の資金調達に成功するプロジェクトも珍しくありません。それまで資金不足を理由に事業化を諦めてきた個人やスタートアップが、プロトタイプ(試作品)の段階で資金を得られ製品化に乗り出せるとあって、もはやハードウェアスタートアップになくてはならないサービスになっています。しかし、こうした成功の裏で、自社で設定した配送期日を守れない「納期遅れ」が深刻な問題となっています。

ニューヨークで取る就労ビザ「IN2NYC」の電話面接が終了

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就労ビザH1Bの取得を支援するニューヨーク市のプログラム「IN2NYC」の書類選考の話を書いたのは3か月以上前になってしまいましたが、10月に弁護士の電話インタビュー、11月に大学(実際には大学の起業家センター)との面接が、それぞれ終わりました。弁護士はワシントンDCに本拠を構える移民法担当の弁護士だったために、電話でのインタビューとなったようです。

弁護士からは、会社に関することと、自分に関することを聞かれました。会社の登記場所から始まり、製品・サービスの内容や売上の推移や、自分の学歴など、多々ありました。もっとも、自分が米国のビザを申請するのは何度目かなので、多くの質問はあらかじめ予想できており、そこについては、あまりまごつくことはありませんでした。

今回の発見は、H1Bの要件として、役職と地域に応じた最低賃金を支払う、ということを、自分自身を雇用する際にも実践する、ということです。例え自分が大多数のシェアを持っているにしても、会社と労働者は雇用主と雇用者の関係であり、H1Bは就労ビザですから、会社はそれ相応の給与を支払う必要があるわけです。

IN2NYC Logo

ニューヨークにミートアップの季節が帰ってきました(後編)

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前編では9月になって再開されたミートアップをいくつかご紹介しました。テクノロジーのレベルとしては、シリコンバレーほど尖っていませんが、さまざまな分野のスタートアップがニューヨークに本拠を構え、また訪れてくるのがよく分かります。

前回の東欧のスタートアップ向けアクセラレーターStarta Acceleratorのデモデーとは少し趣向が異なり、カナダのアクセラレーター「Canadian Technology Accelerators」のデモデーは、朝9時から行われました。

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カナダのニューヨーク総領事館主催の朝食会。目玉はアクセラレーター参加スタートアップによるデモデー

ニューヨークにミートアップの季節が帰ってきました(前編)

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米国では7月〜8月は夏休みのシーズンということで、月例のビジネス系ミートアップ(たいてい平日の18時〜21時)はお休みにしてしまうところが少なくありません。集客が大変なのと、スピーカー候補や主催者が夏休みを取りたいということだったりします。かくいう私も7月後半から8月前半まで、第1回Monozukuri Bootcampのキックオフもあって日本に出張しており、ニューヨークにはいませんでした。

9月は新学期が始まる時期でもあり、8月末から9月頭のLabor Dayの3連休明けあたりまでには、街には人があふれるようになります(日本でいう4月の新学期シーズンと酷似しています)。

ということで、この3週間に私が参加したビジネス系ミートアップのうち、9月前半に開催されたものをご紹介します。多くの定例ミートアップは講演内容を録画し、後から見られるようになっています。ビデオがあるものはリンクをはっておきます。

TRIBECAエリアであったカンファレンス後のルーフトップパーティ
TRIBECAエリアであったカンファレンス後のルーフトップパーティ。この後、人が押し寄せて日没までネットワーキングが続きました