ニューヨークで取る就労ビザ「IN2NYC」の電話面接が終了

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就労ビザH1Bの取得を支援するニューヨーク市のプログラム「IN2NYC」の書類選考の話を書いたのは3か月以上前になってしまいましたが、10月に弁護士の電話インタビュー、11月に大学(実際には大学の起業家センター)との面接が、それぞれ終わりました。弁護士はワシントンDCに本拠を構える移民法担当の弁護士だったために、電話でのインタビューとなったようです。

弁護士からは、会社に関することと、自分に関することを聞かれました。会社の登記場所から始まり、製品・サービスの内容や売上の推移や、自分の学歴など、多々ありました。もっとも、自分が米国のビザを申請するのは何度目かなので、多くの質問はあらかじめ予想できており、そこについては、あまりまごつくことはありませんでした。

今回の発見は、H1Bの要件として、役職と地域に応じた最低賃金を支払う、ということを、自分自身を雇用する際にも実践する、ということです。例え自分が大多数のシェアを持っているにしても、会社と労働者は雇用主と雇用者の関係であり、H1Bは就労ビザですから、会社はそれ相応の給与を支払う必要があるわけです。

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ニューヨークにミートアップの季節が帰ってきました(後編)

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前編では9月になって再開されたミートアップをいくつかご紹介しました。テクノロジーのレベルとしては、シリコンバレーほど尖っていませんが、さまざまな分野のスタートアップがニューヨークに本拠を構え、また訪れてくるのがよく分かります。

前回の東欧のスタートアップ向けアクセラレーターStarta Acceleratorのデモデーとは少し趣向が異なり、カナダのアクセラレーター「Canadian Technology Accelerators」のデモデーは、朝9時から行われました。

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カナダのニューヨーク総領事館主催の朝食会。目玉はアクセラレーター参加スタートアップによるデモデー

ニューヨークにミートアップの季節が帰ってきました(前編)

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米国では7月〜8月は夏休みのシーズンということで、月例のビジネス系ミートアップ(たいてい平日の18時〜21時)はお休みにしてしまうところが少なくありません。集客が大変なのと、スピーカー候補や主催者が夏休みを取りたいということだったりします。かくいう私も7月後半から8月前半まで、第1回Monozukuri Bootcampのキックオフもあって日本に出張しており、ニューヨークにはいませんでした。

9月は新学期が始まる時期でもあり、8月末から9月頭のLabor Dayの3連休明けあたりまでには、街には人があふれるようになります(日本でいう4月の新学期シーズンと酷似しています)。

ということで、この3週間に私が参加したビジネス系ミートアップのうち、9月前半に開催されたものをご紹介します。多くの定例ミートアップは講演内容を録画し、後から見られるようになっています。ビデオがあるものはリンクをはっておきます。

TRIBECAエリアであったカンファレンス後のルーフトップパーティ
TRIBECAエリアであったカンファレンス後のルーフトップパーティ。この後、人が押し寄せて日没までネットワーキングが続きました

米国でハードウェア・スタートアップへの投資が倍増

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日本への出張から、2か月ほどブログの更新を止めてしまっていました。英語のブログの方もほぼ同じ期間、止まっています。英語と日本語の行き来の問題ではなく、やはりアウトプットするペースには波があるなぁ、と感じています。

さて本日は、ハードウェア・スタートアップ専業のVCであるBoltの最新ブログ記事から。

さて、この右肩上がりのハードウェア・スタートアップ向け投資の伸びを内訳を見ていきましょう。

投資金額は成長、件数は頭打ち気味

他の分野ではベンチャー投資が減速していたにもかかわらず、ハードウェア・スタートアップ向けの投資は好調でした。2016年前半は120件の投資で計17億ドルをハードウェア・スタートアップが調達しています。ただ傾向には変化があり、調達金額は過去最大にもかかわらず、件数はほとんど変わっていません。

投資の中心は依然シリコンバレー。ニューヨークはボストンを抜いて2位に

ボストンとニューヨークの成長は著しいものの、サンフランシスコ(シリコンバレー)はその合計の数字の2倍のペースです。100万ドル以上調達しているシリコンバレーのスタートアップは昨年の110社から、今年は161社に増えました。昨年シリコンバレーで設立されたハードウェア特化VCのEclipseは、すでに最初のファンド(1億2500万ドル)を使い切って、新たなファンドを組成しています。 一方、ニューヨークはボストンを、金額面でも会社数の面でも抜いて、ハードウェア・スタートアップ分野では第2位のエリアになりました。

Chris Quintero氏(先日、結婚式を挙げたばかりの新婚さん!!)のまとめによると、2013年〜2014年の「(クラウドファンディング)ブーム」のころの製品がやっと出荷され始めたばかり。Eeroのような「勝ち組」とSkullyのような「負け組」は出てきたものの、業界としてはこれからが「本番」だろうと予想しています。実際、ハードウェア特化型のVCやシード・アクセラレーターが増えており、これからハードウェア・スタートアップを立ち上げるには最高の環境ではないかと締めくくっています(彼はハードウェア専業VCのBoltに勤めていますので話を多少は割り引く必要はあるものの)。

オリジナルの記事には、興味深いインフォグラフィックスが記事の最後の方にまとまっています。ぜひオリジナルの記事もご覧ください。

ニューヨークで取る就労ビザ「IN2NYC」の一次選考が終了

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7月29日が応募の締め切りだった、就労ビザH1Bの取得を支援するニューヨーク市のプログラム「IN2NYC」(過去に取り上げた記事はこちら)。先日、第一次の書類選考が終わったとの通知がありました。応募総数は150件弱だったようですが、夏休みシーズンだったこともあり、審査に予想以上に時間がかかったようです(通知がくるまで締め切りから約3週間)。

次は提携を申し込んだキャンパスが2〜3週間かけて審査し、審査をパスした場合は面接があるそうです。

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Monozukuri Bootcamp第1期スタート、ニューヨークの次世代ウェアラブル素材スタートアップが京都へ

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今年4月に発表したニューヨーク発のスタートアップ向けアクセラレーター・プログラム「Monozukuri Bootcamp」ですが、無事に応募スタートアップの選考を終え、プログラム第1期の参加企業を発表いたしました(FabFoundry Announces First Cohort of "Monozukuri" Bootcamp for Hardware Startups in New York)。

ニューヨークで次世代ウェアラブルに不可欠な技術を開発する2社

今回選ばれた2社は、ともにウェアラブル・コンピューティングが本格的に普及する際に不可欠になる、毎日着る服にウェアラブル・コンピューティングの機能を加える素材や部品のスタートアップ企業です。ファッション業界が集積するニューヨークという場所の特性を生かした、「ユニーク」なハードウェア・スタートアップではないかと思います。

栄えある第1期に選ばれた2社を簡単にご紹介します。

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ニューヨークで取る就労ビザ「IN2NYC」のWebinarが7月13日深夜に開催

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このブログでも何回か取り上げた、就労ビザH1Bの取得を支援するニューヨーク市のプログラム「IN2NYC」に関するWebinar(ウェブによるセミナー)が、日本時間7月13日の深夜24時(7月14日の0時)から開催されます。

今年のプログラムの締め切りは7月29日。もし来年以降の応募を検討されている方でも、Webinarに参加してみて、雰囲気を掴んでおくというのはいかがでしょうか?

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Google Home/Amazon Echoは現代版「多機能リモコン」

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「タッチの時代はじきに終わるかもしれない。スマホや家電、車載システムでは、タッチ・インタフェースはすでにメインではない」― Amazonの大ヒット商品「Amazon Echo」などを擁するAmazon Alexa製品ファミリーのシニア・エバンジェリストを務めるAmit Jotwani氏は、こんな一節を引きながら、音声認識がすでにユーザー・インタフェースのメインストリームに躍り出ていることを強調しました。

IMG_5806.jpgIoT New York Meetupで講演するJotwani氏

すでに300万台以上を出荷か

スマートフォン普及の起爆剤になったiPhoneが2007年に登場してから来年で10年。それ以来「タッチ」をベースにしたユーザー・インタフェースは爆発的に普及しました。しかしタッチ時代を牽引したスマートフォンに標準搭載されたことで、米国では音声認識インタフェースが一般ユーザーに広がっています。そんな土壌がある中、Amazon Echoは一説にはすでに300万台が出荷されているとのこと。Amazonは数字を公開していませんが、それでもJotwani氏は「100ドル以上のAmazonのハード製品では最高の売上」と好調ぶりを隠しません。

この講演は、Google I/O 2016で「Google Home」が発表された直後であったこともあり、ミートアップへの参加登録者は平日の夜の開催にもかかわらず通常の約2倍にあたる400人弱。また彼の講演が終わった後の質疑応答では、30分が経過しても一向に収まる気配がなく、平日の夜にも関わらず多くの参加者が会場に残ってJotwani氏に質問を繰り返していました。

2週間後に予定されているAppleの技術者向けカンファレンスWWDC 2016でも、音声認識ユーザー・インタフェースを備えたスマートホーム端末の発表が予想されるとの報道もあります。Appleは音声認識アシスタントSiriをいち早くスマートフォンに標準搭載し、またスマートホーム家電とのインタフェース規格HomeKitも1年前にリリース済みで、対応製品も増えています(参考記事: アップルの「Siri」SDK--「Google Home」「Echo」阻止で期待される一手

Google Home正式発表、スマートホーム/IoTの今後を占う

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先日のGoogle I/Oでは、本当に数多くの発表がありました。中でもスマートホーム用音声認識デバイス「Google Home」は、単に新しい家庭用製品のトレンドにとどまらず、少なくても、次の3つのIoT分野における今後を占う試金石になりそうです。

1. クラウドベースのデジタル・アシスタント機能の製品トレンド
メッセージング」「ボット」「AI」などがキーワードになっている、クラウドベースのデジタル・アシスタント機能のユーザー・インタフェースとして、音声インタフェースが主流に躍り出た
2. スマートホーム家電やIoT製品を制御する共通API
「ランプを点灯する」などの制御を、ベンダーに左右されない共通APIで実行できるプラットフォームの勢力争い。対応するサードパーティ製品の数などで、ある程度、優劣がついてきそうである
3. 異なるデバイスやサービスを取り扱えるアプリケーション・フレームワーク
音声やアプリからの指示で、さまざまなデバイスやサービスをまたがった処理を簡単に記述できるアプリケーションのフレームワーク。単なる「リモコン(=自動化)」を超えた、全く新しいユーザー・エクスペリエンスが提案・提供されてきそうである(例えば、室内サーモスタットがペットの活動量を測定し、その値に応じて自動えさやり器がエサの量を調整したり、エサの自動発注タイミングを制御する)

今回は1番目の視点から、スマートホームの分野では後発製品にあたる「Google Home」と、先行するAmazon Echoを中心にトレンドを追ってみたいと思います(実態は、Google I/Oでの発表から5日間が経過し、記事が長くなり過ぎたために、上記の3つの視点で分解し、まず1番目のトレンドを公開することにしました)。

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「細分化された市場を狙え」 - マーケットプレイス・ガイドブック

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この前ニューヨークで、久しぶりにカカクコムのCTO/COOやOpen Network LabのCEOなどデジタルガレージ・グループの要職を歴任された安田さんにお会いしました。彼はサンフランシスコに来て5年目、私はニューヨークに来て3年目と、お互いに前回に会った時とは住んでいる国が変わっているだけでなく、勤めている会社も当時から変わっていたんですが、お互いに変わらずにテック業界が好きでアメリカに来てしまうというのは、私たちの世代でインターネットに魅せられた人たちの共通項なのかもしれません。

さて、安田さんが最近「A guide to Marketplaces (マーケットプレイス・ガイドブック)」を日本語訳したとのことです。

A Guide to MARKETPLACESの日本語訳

このガイドブックを翻訳してみようかな?と思った理由は、インターネットのマーケットプレイスのことが体系立てて書かれていて、どういった市場を狙うべきか?それはなぜか?マーケットプレイスを立ち上げ育てる方法、どのKPIに固執すべきか等、事例を含めて分かりやすく解説されています。

「マーケットプレイス」は、20年以上前のインターネット・ビジネス黎明期からインターネット上でビジネスをする上で避けては通れない概念でした。マーケットプレイスのビジネス構造を把握しておくことは、自分たちのビジネスの立ち位置を客観的に見るために、今も不可欠でしょう。

実際、シェアリング・エコノミーの代表格であるUberやAirBnBなどは「新しいタイプのマーケットプレイス」の代表格として、本書では「オンデマンド・マーケットプレイス」として紹介されています。

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