米国のハードウェア・スタートアップへの投資額は3年で3倍超に

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定期的に米国のハードウェア・スタートアップへの投資をウォッチしている米ハードウェア系VCのBoltのブログBolt Blogの最新記事から。昨年は9月末に公開されましたが、今年は10月末に公開されました。

2017年上半期(1月〜6月)は、投資金額と投資件数の両方が伸びました。投資金額は30億ドル(約3500億円)を超え、前年同期比で50%以上の伸びになりました。投資件数も微増し、160件を超えました。

昨年に引き続き右肩上がりを維持するハードウェア・スタートアップ向け投資の内訳を見ていきましょう。

出典: Bolt Blog

WeWorkの東京進出は銀座、六本木、新橋から

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WeWorkの日本上陸が発表されてしばらく経ちましたが、今日のGlobal Updateを見ると、まずは銀座のGINZA SIX(ギンザ シックス)、六本木のアークヒルズ、そして新橋(最寄りは御成門駅?)の3か所のようです。

Screenshot 2017-09-28 07.29.57.png

気になる価格は、まだ六本木(Ark Hills)しか公開されていませんが、一番安い「Hot Desk(空いている席が使える)」で月額6万8000円、「Dedicated Desk(固定席)」が月額8万2000円と、ちょっとお高めな感じです。

ちなみに約30か所のスペースがあるニューヨークは、Hot Deskは450ドルから(マンハッタン)、約10か所のサンフランシスコは、Hot Deskが400ドルから(サンフランシスコ市内)です。東京は、一棟まるまるがWeWorkになると見られる新橋のスペースがいくらになるか気になりますね。

今晩開催されるTech in Asia Tokyo 2017のクロージングパーティはWeWorkがスポンサーのようですので、ここで詳しい話が出るのかもしれません。

FabFoundryが提携を通じて日米での活動を拡大中!

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ハードウェア・スタートアップを支援するFabFoundryをニューヨークで設立してから2年。特に2017年になってから、さまざまな動きが加速しています。自分の頭の整理も兼ねて、2017年の最初の4か月を振り返ります。

米国でハードウェア・スタートアップへの投資が加速
Appleが先進的製造業向けに1000億円規模のファンドを立ち上げるなど動きが加速。2016年上半期は120件の投資で計17億ドル(約1900億円)をハードウェア・スタートアップが調達
20億円ファンドの北米投資を担当
提携先のMaker Boot Campが国内外のハードウェア・スタートアップ向けにファンドを設立。北米スタートアップ向けへの投資と、アクセラレーター・プログラムの定期開催が決定
ニューヨークでの提携先を拡大
ハードウェア・インキュベーターNYDesignsと提携。所長が当社の顧問に就任。私がNYDesignsのExecutive In Residenceに就任。共同でMonozukuri Demo Dayを開催
ピッツバーグとの連携を強化へ
ピッツバーグ拠点のCarnegie Mellon大学の起業センターやハードウェア特化アクセラレーターAlphaLab Gearとの連携を強化。AlphaLab Gear所長が当社の顧問に就任
日本代表が就任、日本を第2の本社へ位置づけ
2月からアドバイザーとして参画していた中嶋信彰氏が5月から日本代表としてフルタイム勤務へ。日本側でのモノづくりエコシステムの整備と、北米スタートアップからの受注体制を強化
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4月19日にピッツバーグで開催されたHardware Cup Finals。写真: Foo Conner | Jekko.

ユニコーン企業が多数ある米国、では創業者の持株比率は?

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先ほど読んだPitchbookの記事に面白いチャートがありました。米国の未公開企業における、創業者の持株比率の推移の折れ線グラフです。

未公開テック企業の創業者持株比率推移
未公開テック企業の創業者持株比率の推移。中間値は上場直前で10%強

米国には企業価値10億ドル以上の未公開企業である、いわゆる「ユニコーン企業」が多数あることが、日本では半ば羨ましがられています。一方で、そうした巨大な未公開企業における創業者の持株比率を知ると、少し意外に思われるかもしれません。

Techstars IoTのデモデーに参加、ソリューション指向のビジネスが増えた印象

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1月12日に、世界に26か所(2017年1月現在)のアクセラレーターを持つTechstarsがニューヨークで始めた「Techstars IoT」のデモデーに参加しました。Techstarsはデジタル広告代理店のR/GAと組んでニューヨークでコンシューマーIoT向けアクセラレーター・プログラム(Connected Devices)を2014年〜2015年にかけて実施していましたが、その後は開催されていません。今回、Techstarsが単体で実施する「Techstars IoT」は、主にB2B(企業間)向けのIoT製品・サービスを対象にしています。

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Techstarsが開催した「Internet Of Things Day」

Betaworksが音声認識アプリやアシスタント製品向けアクセラレーターを開始へ

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ニューヨークのインキュベーターであるBetaworksは4月からアクセラレーター・プログラム「Voicecamp」を開始すると発表しました。VoicecampはAmazon Alexa(製品名Echo)やGoogle Assistantと連携するサービスや、音声認識の製品やサービスを開発するスタートアップ向けの7週間のプログラム。現在、参加希望企業の応募を受け付けています。

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日本国内では、Amazon EchoやGoogle Homeなどが登場していないこともあり、まだあまり盛り上がっていない音声認識系のアプリや製品ですが、いずれ操作系インタフェースの主流になりそうな分野です。もし意欲があれば、今のうちに米国で取り組んでみるのもいいかもしれませんね。

Amazon.comがプライム会員向けに還元率5%のクレジットカードを発行、でも新規性はあまりないかも...

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昨日Amazon.comが発表した「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」が、日本で話題になっているようです。

還元率5%のクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」をAmazonがプライム会員向けにリリース 00.jpg

魅力的なサービスを次々と追加することで有料メンバーのPrime会員を増やし続けるAmazonが、なんとAmazonサイト内で使った金額の5%が還元されるクレジットカード「Amazon Prime Rewards Visa Signature Card」を発表しました。

でも、これって米国のクレジットカードのさまざまな特典を使っている人からすると、それほど衝撃的なニュースではないかもしれません。確かに米国基準で考えても「5%還元」は大きいですが、実はAmazonは物理的なカードを発行しない「Amazon Store Card」(発行: Synchrony Bank)で、プライム会員向けの5%キャッシュバックを実施していたからです。

ニューヨークはハードウェアスタートアップに向いた街。ここでエコシステムの整備に貢献していきたい(FabFoundryって何?パート3)

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ここまでシックス・アパート出身の関が、なぜ米国でハードウェアスタートアップを支援するビジネスを立ち上げたのか説明してきました。(FabFoundryって何?パート1)(FabFoundryって何?パート2

今回は、なぜシリコンバレーではなくニューヨークなのか、また具体的にどういう事業を展開しているのかお話していきます。

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2014年男子テニス全米オープン決勝。日本人がニューヨークを舞台に世界一の座をかけて戦った

エコシステムが未整備なニューヨーク

ハードウェアスタートアップを支援するビジネス、というと「なぜシリコンバレーじゃなくてニューヨークなのですか?」と聞かれることがあります。確かにスタートアップといえばシリコンバレー。それは多くの方が抱いている印象でしょう。

私がニューヨークをFabFoundry起業の地としたのは、次の理由からです。

なぜシックス・アパート出身の関が「ハードウェア」を手がけるのか(FabFoundryって何?パート2)

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前回に続き、私が2015年からニューヨークで手がけている、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐスタートアップ「FabFoundry」のビジネスについてお話していきます。今回はよくご質問いただく、「ソフトウェア開発のシックス・アパート出身の関が、なぜハードウェアを手がけるのか」 に対する回答です。

ニューヨークでFabFoundryを起業

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は2003年から11年半務めたシックス・アパート日本法人の取締役を2015年5月に退任し、現在は顧問をしております。「シックス・アパートの関」という印象が強い方からは、「ニューヨークで何をしていらっしゃるんですか?」と質問を受けることがあります。現在は、2011年にシックス・アパートを買収したインフォコム社の米国子会社で、同社の北米事業に関する業務を行いながら、全く別の会社『FabFoundry』をニューヨークで起業し、両輪で活動しております。

FabFoundryは、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐプラットフォームを提供するスタートアップです。前回の記事で触れたように、米国のハードウェアスタートアップが陥りがちな「深刻な納期遅れ」を解消するべく、日本の製造業の手助けを受けて問題解決に向けた取り組みを進めているところです。詳しい事業内容については、次の記事をご一読下さい。

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将来の製造業は...(イメージ図)

ブログもハードウェアも「これから新しく成長していく領域」

シックス・アパートは 、Movable Typeをはじめとするブログ・CMSツールを開発・提供する、いわゆる「ソフトウェア」の会社です。その会社に長く務めた私が、「ハードウェアスタートアップ支援」と言っても、なかなかピンとこないかもしれません。「全然違う分野じゃないか」と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし私にとっては、「ブログやCMSも、ハードウェアも、自分がビジネスに携わった時点では、これから大きく成長していく潜在力がある領域」という意味では同じに映りました。成長分野にいるだけでワクワクしてしまいます。

米国ハードウェア・スタートアップを日本の製造業とつなぐ「FabFoundry」のビジネス(FabFoundryって何?パート1)

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新年あけましておめでとうございます。2015年にニューヨークでFabFoundryを立ち上げてから、早くも1年半が経ちました。今日は新年のご挨拶を兼ねまして現在、私がニューヨークで取り組んでいる事業について3回に分けてお話させていただきます。

日米で15年以上の経営経験を持つ6名

FabFoundry(本社ニューヨーク、以下当社)は、米国のハードウェアスタートアップと日本の製造業をつなぐプラットフォームを提供しています。現在のチームは常勤・非常勤あわせて8名で、主要メンバーは日本や米国で15年以上の経営経験を持っています。

当社は、ハードウェアスタートアップが陥りがちな「製造」や「量産」といった問題を解決する各種サービスを、当社が運営するオンラインおよびオフラインのプラットフォーム上で提供します。事業概要についてはこちらをご参照ください(FabFoundryって何?パート3

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米国ハードウェア・スタートアップを日本の製造業とつなぐ

クラウドファンディング人気の裏で発生する深刻な「納期遅れ」問題

米国ではKickstarterやIndiegogoなどのクラウドファンディングサービスでお金を集め、製品を提供するハードウェアスタートアップが増えています。例えばクラウドファンディング最大手Kickstarterが2015年にハードウェア関連(「Technology」と「Design」のカテゴリー)で資金集めに成功したプロジェクトの総額は、なんと約3億2000万ドルにのぼります。

日本円にして数億円単位の資金調達に成功するプロジェクトも珍しくありません。それまで資金不足を理由に事業化を諦めてきた個人やスタートアップが、プロトタイプ(試作品)の段階で資金を得られ製品化に乗り出せるとあって、もはやハードウェアスタートアップになくてはならないサービスになっています。しかし、こうした成功の裏で、自社で設定した配送期日を守れない「納期遅れ」が深刻な問題となっています。