May 26, 2003

浄められた夜・・夕べのN響アワー

シェーンベルグの『浄められた夜』。
『浄夜』とあらわす向きもあるが まあ 意味は同じです。

なにが “浄められた”のかというと
湖畔を歩く男女、女性のおなかの中の子がどこの野郎の子がわからないという事実なのです。
『その子の親父がだれかなんてことはもはや この月明かりが浄めてくれた』という
男の許しというか 悟りというか 大変なご決心・・・というか。
 
ドロドロの“修羅場”になりかねないこんなシチュエーションを
罪の告白と浄化・・・という美しげなニュアンスに変容させるには
『美しい湖水と幻想的な月明かり』という舞台装置なしでは有り得ないでしょう。
告白の場所としてその湖水を選んだのが女のほうだとすると完全な勝利です。
なにごとも 場所を選ばなければ・・・・・

とにかく美しく官能的な弦楽合奏曲を久しぶりに楽しもうと思ったものの
横で一緒に聴いている娘に 曲のテーマに関する質問を受けたら
なんと説明するのが好ましいか・・とかなんとか考えながら聴いていたら
ウワの空になってしまった・・・・。  

Posted by tanaka at May 26, 2003 11:25 AM | TrackBack
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